卓球女子 コートの外で 1 孫穎莎ら中国代表選手たちのスポーツマンシップ | 名古屋の鈴木のブログ

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 決勝戦の後、泣いている張本美和のところへ孫穎莎(そんえいさ)がやって来てピンバッジをプレゼントしていた。美和は柔らかい表情を浮かべたという。
孫穎莎が慰めで渡したように報道されたが、孫自身、それを否定している。
実は、美和がすでにピンバッジをプレゼントしていて、じゃあ、交換しようとなったのだが、その時、自分は持ち合わせてなかった、あとで必ず渡すと約束しており、たまたまそれが決勝戦後になっただけだ。SNSで写真が公開され、話題になった。写真投稿した関係者は、「コートでは相手が泣きそうになるほど激しく戦い、コートの外ではバッジで相手を慰める。女の子の気持ちが一番分かるのはやっぱり女の子」とコメントした。
まあ、正確には、慰めるの部分が間違いなのだが、でも、慰め目的であろうとなかろうと、孫穎莎たちのスポーツマンシップをたたえる意味で、このままでも良いコメントになっていよう。
孫穎莎は美和をとても尊敬して、次のコメントを残している。
「私がバッジを贈って張本美和のご機嫌をとったわけではないのです。張本はここ数年で非常に、急速に進歩しています。私より8歳も若いのですよ。前回のオリンピックの時、自分は若い選手だと思っていたけれど、今回、張本美和は私よりもずっとずっと年下なのです。彼女はとてもいい性格をしていると思います。負けると悲しそうに泣きますが、私は若い子が泣くのは普通のことだと思います」
「コートの外で、張本美和はとてもいい子で、私とも交流があります。普段出会えば声をかけあいます。今回は張本が私に日本のピンバッジをくれたのです。私はそのときピンバッジを持っておらず、彼女に『あとで必ず渡すからね』と約束しました。その後、私からも彼女にバッジをあげたのです。彼女はとても嬉しそうでした。こういう交流、とてもいいと思います」

 孫穎莎に限らず、中国の代表3人はとても礼儀正しくて、常に相手に対してリスペクトする姿勢でいて、見ていて気持ち良かった。準決勝の試合、早田ひなVS孫穎莎のマッチポイント決定直後、すなわち試合終了直後、孫穎莎が握手の時に、「大丈夫か」と怪我を心配して気遣った。
人間性に優れているのは見ていて気持ちいいから、中国選手は憎めない。試合ではこてんぱんにやられてしまうのだけど、ファン心理・日本応援団側からしても孫穎莎たちを嫌いにはなれないのである。
現実、コートを離れれば、伊藤美誠も含めて、日本選手と中国選手はお友達関係でいるのだ。お互いにリスペクトし、高め合っている
        つづく