全日本選手権2023 3 坂本花織 3 3連覇はすごいことだが、なんと10人目。上には上がいる | 名古屋の鈴木のブログ

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 坂本花織は今回の日本選手権で優勝し3連覇を達成した。
新聞では女子で10人目と書かれてあり、全員の名前を上げてなかった。
私が、ここで詳しく紹介する。
3連覇したのは順に、稲田悦子、上野純子、福原美和、山下一美、渡辺絵美、伊藤みどり、村主章枝、浅田真央、宮原知子、坂本花織。ほら、10人目でしょう。
もちろん、このうち、さらに伸ばした選手はいる。
連覇としては4連覇止まりだったのが上野、山下、真央、宮原の4人。
5連覇まで伸ばしたのは稲田と福原。そして8連覇が渡辺絵美と伊藤みどりの2人だ。
2連覇止まりで惜しかったのは多数いるが、最近で、皆さんご存知の範囲で書くなら、最近から順に、紀平梨花、安藤美姫、荒川静香、佐藤有香(佐藤信夫コーチの娘さんとして有名)がいる。
 3連覇することはすごいこと。プロ野球で3年連続日本一すると「一時代を築いた」とされるので、フィギュアスケートの世界でも3連覇はすごいこと。が、上に書いたように、4連覇、5連覇、8連覇がいる。だから、その意味では、3連覇はまだ序の口にすぎない。坂本は、来年は、4連覇を目指すことになるが、すでに4人も先輩たちが達している。まずは真央や宮原に肩を並べるかだ。
 ところで、みどりと渡辺は8連覇しているが、どうしてそこまで伸びたのか、疑問に思う方もおられよう。
単純にライバルがいなかった? 
それもあるかも知れない。私はみどり以前の様子を生で見てないのでわからないが、みどりの時代に限って言えば、みどりをおびやかすほどのライバルはいなかったように思える。それだけ、みどりが頭ひとつふたつ、抜きん出ていたと思う。
 ただ理由はそれだけではない。大きいのは旧・採点方式だったからだ。詳しくはまた来年にでも書くが、簡単に言えば、完全相対評価の順位点方式だったからだ。これは連覇している選手に有利に働く。ルール上で、不公平があるだなんて、そんなばかな、おかしい! と若い人たちは思うだろうな。
でも、競技として成立してたし、もちろん、皆、納得して競技していたのだ。
現行のルール・新・採点方式は、公平さは増した。
そういう意味でも、坂本の3連覇は値打ちが高いと思う。4連覇したらまさにすごいだろうね