ジュニア女子大躍進だった。シニアのお姉さんたちを押しのけて上位を席巻した。
坂本花織、三原舞依に次ぐ表彰台を制したのは若き次世代エース・14歳の島田麻央だった。
14歳での表彰台は浅田真央の2位に次ぐものだった。順位は並ばなかったが、真央と肩を並べるほどになった。
彼女の目玉はトリプルアクセルと4回転トーループが両方跳べること。残念ながら、今回は2つとも転倒してしまったが、チャレンジできたことは大きい。
島田の強みはそれだけじゃない点。いや、そこから先が見もの。
大失敗した後でも、すぐに切り替えて完璧な演技。連続ジャンプも3連続も加点が大きく付くジャンプ。
スピンとステップシークエンスはすべてレベル4。回転スピードが速く、まったくブレない美しいスピンはずっと見ていたいと思うほど。柔軟性もあり、ビールマンスピンも余裕があった。
ステップは軽やかにリズム良く、エッジが良く傾いていて、これも目を見張るものがあった。
そしてさらにコレオシークエンス。スパイラルの姿勢がこれまた美しく、きれいな弧を描いてゆったりと魅せた。
つまり、ジャンプ以外のエレメンツがとても優雅なのだ。
これらの特徴は、浅田真央とまったく同じで、この点があるからこそ、私は「浅田真央の後継者」(候補)に指名する。
真央が引退して早6年近く。それでも、真央の存在はいまでも大きく、ジュニアたちの目標でありあこがれのスターであろう。真央に追いつき追い越せは、まだまだしばらくは合言葉となる