まやちゃんは小さいころから夜更かしが得意だ。連日の公演、早く寝るようにしていると思うが、明日は2公演ある前の晩に夜更かしした。いや、せざるをえなかった。
東京公演直前のインタビューでカミングアウト。リオ・オリンピックでの同世代の活躍をどう思うかと聞かれて、萌歌ちゃんはすぐに、隣のまやちゃんを見て回答をゆずった。萌歌ちゃんはすでに知っているようだった。
まや「私、昨日、1時半までずっと見てました、卓球。昨日、本当は、12時までに、明日2公演だし、寝ようと思ってたんですね。そしたらなんかー、ぎりぎりになったじゃないですかー、あ、寝れない、見よう! と思って、このままじゃ絶対寝れないと思ってー、結局、1時半まで、ずっと応援して・・・いましたね。やっぱり、そういうのを見ていると私も頑張らんなきゃと思いますし、昨日はスッキリ寝れました」 (会場爆笑)
このコメントを新聞はこう要約した。
まや「昨日のリオ五輪卓球女子団体3位決定戦をテレビ観戦。きょうの公演があるので12時までに寝ようと思ったのですが、午前1時半まで応援してました。スッキリ寝られました。私も頑張んなきゃと思いました」
それは私も観ていた。伊藤美誠ちゃんのあの最後の試合のことだ。美誠ちゃんは勝って、悲願である日本の団体銅メダルを獲得した。
私は・・・、観たかったが、(通勤のため)4時起きの生活。第1ゲーム終了の時点で夜中の12時を回ってしまい、2ゲーム以降観るのを断念した。まやちゃんはそのまま見続け、メダル獲得を見届けて寝たようだ。ストレート勝ちしてくれて良かった。もたつかないで、早めに試合を終えてくれて助かった。でないと、いつまでも寝られずに、まやちゃん、起き続けることになるところ。美誠ちゃん、知らない間に、まやちゃんの睡眠確保に貢献したのだ。
ちなみに、この試合のスコアは、
11-9、11-4、11-6で終わり! 3-0のストレート勝ち。
まやちゃんがギリギリになったじゃないですかと言っているのは第1ゲームのことだろう。コメントと理屈が合っている。まやちゃんはその後の第2ゲーム、第3ゲームも見たわけだ。
それにしても、美誠ちゃんの試合とは偶然だろうか。そもそも、まやちゃん、オリンピックにどれくらいの関心があっただろうか。テレビを見る時間があるくらいなら勉強をしていたいと思うまやちゃんだろうから、いくら友達の間で話題になっていようと、そんなにテレビ観戦(ニュース枠やハイライト等)しないのではないか。見ないのではないのか。
そんなまやちゃんが睡眠時間を削ってまで気になった試合、それが卓球の美誠ちゃんの試合だったことに、私は興奮を覚えた。
偶然か? いや、ほかならぬ美誠ちゃんだったからではないのか?
美誠ちゃんの親友は平野美宇ちゃん。この連載で、何度も登場するまやちゃんのメル友。(公表しているメル友は現在は2人。美宇ちゃんと福原遥ちゃんの2人だけ)
美宇ちゃんとの共演はもうはるか前。ミュージカルに出演したおかげで、疎遠になっていた友達と久しぶりに連絡とって再び、友達になれた喜びを語っていたまやちゃん。もしかしたら、そのなかに美宇ちゃんもいたのではないか。想像だけどね。
その美宇ちゃんがオリンピック選手団に同行していること、リオデジャネイロにいて美誠ちゃんのサポートをしていること、それらのことを直に美宇ちゃんから聞いて、美誠ちゃんには強い関心を持ったのではなかろうか。
そう考えれば、美誠ちゃんの試合だったことは、たまたまではなく偶然でもなかったと思えてくる。
東京公演を前にしての特別インタビュー、その前日が卓球女子3位決定戦! まやちゃんは夜更かしして最後まで応援し、それをインタビューでカミングアウトした・・・
ドラマで、こんな筋書き、書けるだろうか。これがすべて偶然なら、こんなうまい話があるだろうか。
大好きな美宇ちゃんの親友の応援だったと見ておきたい。その方が連載としてはドラマチックなエピソードとなるからね