120) S48年 若潮国体113’系団臨(s48.10.14 開会式の当日の朝)
今年、千葉県では「ゆめ半島 ちば国体」が9月25日から開催されます。
最近、お召し列車E655系の試運転がときどき行われているようですが、今回は37年前、1973年10月に行われた「若潮国体」時の団体臨時列車をご紹介しましょう。
s48.10.14(日) この日は千葉市で開会式が行われる日。開会式に参加のスタッフ・職員を千葉へ輸送するために、朝、太海発外房線上り の団臨が運転されました。
↑は回9231Mで、マリ116編成のモノクラス11連が幕張から回送されてきて、まずは太海を通過し、和田浦方面へ向かいます。「116」の編成札の下になにか表示がありますが、停車のつもりで待っていたらスピードをあげたまま通過してしまい、確認できませんでした。
同日、太海駅前は国体の開催の飾りつけがにぎにぎしいです。胸には菱形(ななめ正方形)のワッペンを付けており、皆、「西2」という表示があります。そうか、さっきの113’系のヘッドマークに一致します。
これは推測ですが、おそらく千倉あたり発で内房線上りも今頃走っていることでしょう。そちらが「西1」便でしょう。
また、銚子方面発の上りもたぶん運転されているでしょうから、そちらが「東1」便、「東2」便 ということなのでしょう。
同日、所定8:23発 と案内にあったのに、12分延で8:35太海発でした。
同じ116編成が折り返してきたもので、時間的に回9231M通過から32分しかたっておらず、千倉まで行く時間はありませんので、和田浦の海側に1本あった側線(有効長11両分)で折り返してきたのにちがいありません。
列番表示は9231M のままですが、おそらく 9232M(外房線内の列番で)でしょう。
同列車、マリ116 クハ111-1343(1号車)他
8:35 同列車、9232M(外房線内の列番で) 太海~安房鴨川で
当日、続いて撮った724M 8:44 安房鴨川~太海 さっきの団臨の遅れの影響か、6分延です。
峰岡トンネルの太海側出口にて、クハ79
もともと水はけの悪い地点でしたが、前日の大雨のせいか、路盤が泥水に浸かって弱体化の原因になりそう。
向こうの峰岡山の山麓斜面は、今はすっかり別荘地になりましたが、当時はこんなでした。
上の 724M の後撃ちです。
クモハ73 を先頭車にもつ編成は全体の1/4以下でしたが、特にこの ツヌ207編成は数少ないごっつい顔つきで注目の的でした。館山寄りのクハ79 に「207」の札を見つけた瞬間に、カラーフィルムの入ったカメラに持ち替えて、道を走って渡り、後ろを狙いました。
同日、開会式を終えて安房鴨川へ戻ってきた、「西2」便のマリ116
18:07 9253M 安房鴨川東側の横渚踏切にて
安房鴨川1番線の9253M マリ116 1号車はクハ111-1343
ここでヘッドマークははずされてしまいました。この次のコマは貫通ドアが開けられてHMがはずされ、ぶれています。このコマもドアがちょっと開けられた感じです。
18:12発で太海方面へ発車して行きました。その後は和田浦で折返し、幕張電車区へ回送で戻ると思われます。
このクハ111-1343 は昨年2009年3月まで、マリ220編成4連の1号車を務めていました。