108) 復活版の113’系「白い砂」は運転を終わってしまいましたが、バランスとるためにも「青い海」の特集を。
房総東線・西線時代から、常に東西、外内 はペアでしたので。
題して・・・・< 臨時快速「青い海」・・・・ひと夏のみの奇跡>
(房総一周電化直後の 昭和47年夏の記録)
S47(1972)年7月、一周電化直後の113系快速8125M「青い海2号」
1972.7.30 8:50 8125M「青い海2号」千倉行き 富浦にて 113系1000台非ATC車(地上車)6+3 の9連
臨時の53編成(と掲出されてますが、#53 は165系(#51~55)にあるので、#153の意味でしょう。幕張電車区は前月くらいに開業したばかりで、113系地上車はこの最近まで津田沼電車区所属。津田沼→幕張 の移動でゴタゴタしてたのでしょうか。ちなみに、新製配置の総武快速専用の113’系は#101~です。)
左に見える上りは、9152M千葉行き72系6連
下り15本の「青い海」のうち、2・4・6・7・13号が地上車で、新宿・両国発でした。
この一周電化1年目は、このようにヘッドマーク無しが多く、そのような「青い海」は、助手席側に簡単な白い札を掲出していました。
S47.7.30 9:46 8129M「青い海4号」千倉行き 3+6 の9連 155編成(#55に1を書き加えて#155になってます) 上総湊で。 この年のヘッドマークはまだ掲出少なかったです。
S47.8.13 11:18館山着の8133M「青い海6号」101系・・・たった1往復、ひと夏のみの、奇跡の101系「青い海」・・・木更津~館山間は各駅停車。
他の113系「青い海」は、木更津~館山間2~4駅は通過があり、特に那古船形・竹岡、そして君津は通過が多かったです。
総武緩行線の101系(ツヌ車)を1本だけ借り入れて、快速「青い海」に運用していました。ツヌ303編成(10連か8連)
両国から館山までWC無しは、行楽客にはきつかったでしょうね。
実感としては、S47一周電化前までは、中野・三鷹~木更津・成田間には、101系快速が1時間おきくらいに走っていましたし、前年の夏ダイヤ(千倉~安房鴨川間電化開業時)でも、夏季は101系が臨時に普通列車を、113系から代替して走っていましたので、そんなに違和感はありませんでした。
そのヘッドマークの拡大を。白地に、アクリルの切り文字。透明感のあるスカイブルーの文字とふちどり
s47.8.13 係りのかたにお願いして、館山電留線を見学させていただきました。
11:33 8125M「青い海2号」 が千倉から回送されてきて、折り返し千倉14:01発の8136M「青い海5号」まで休んでいます。マリ155・・南側から3+6の9連
その#155のヘッドマーク。アクリルの切り文字はもちろんブルー
以下は、このS47年の「青い海」全27本(下り15本・上り12本)のうちの、地上車の運用列車をまとめてみました。
「青い海2号」 8125M 新宿 6:17→9:14千倉 (113系)
「青い海4号」 8129M 両国 8:17→11:02千倉→タテへ回・・・113系で休日のみの運転
「青い海6号」 8133M 両国 8:56→11:18館山 (101系で、木更津以南各駅停車)
「青い海7号」 8135M 両国 9:22→12:10千倉 (113系)
「青い海13号」8147M 新宿17:31→20:17館山 (113系で、木更津~館山各駅停車)
「青い海4号」 8134M 館山14:03→16:38両国 (101系で、木更津以南各駅停車)
「青い海5号」 8136M 千倉14:01→17:12新宿 (113系)
「青い海6号」 8138M 千倉14:31→17:44新宿 (113系で日曜運転)
「青い海11号」8148M 千倉18:37→21:19両国 (113系)
このほかの18本(下り10本・上り8本)は、東京地下駅発着の113’系ATC車モノクラス11連でした。
HMはついていない場合も多く、このS47年に限り、助手席内ぶら下げの方が多数派でした。