思うつぼ? | なちゅらる すまいる

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日々いろいろあるけれど、笑ってすごせますように

ガマ口をいくつか作ってたんだけど、上手く接着できてないモノがあった。
「あれって結構難しいのよねぇ、留め金部分に縫いつけるやつならいいかもね」という先輩の言葉を聞き、そういえば、そんな金具もあったなと、
先日から作っていた。
でもやっぱり上手くいかず、ホトホト自分の腕前に凹んで、「あかん・・」ってため息ついたけど、自分用と母にと思って作っていた。

こっちへ来てもうすぐ2年、思ってたようにいかないこともあり、気分転換したいな~って悶々としてた。
 
ウチって二世帯なので、家にかかってくる電話に私は滅多にでない。
夕方、一本の電話、「あ~、またお義母さんのお友達かな?」と思ってると、
『電話だよ~』と呼ばれた。
「はーい、すいません」と階段を下りて義母達の居間へ行き、電話をとる。
すると
先日申し込んだ通販の化粧品会社からだった。
義母は気を遣ってくれてTVを消す・・・。

(いや、そのほうが喋りにくいって・・・(汗))

慌てて、電話の相手に携帯に掛け直してと言う。

「すいませんでした~」と再び2階へ。

「10分したらかけてください」と言ったけど、中々かかってこなかった。

その間、色々考えてた。
「トライアルを頼んだけど、現品がすごく高いとやっぱ使えないな~」とか、
「本人確認って何? 遣い方の説明ってどゆこと??」などなど。
朝からの失敗のイライラもあり
「え~、もうめんどくさいなぁ。。。「止めます」っていおうかなぁ」とか。

で、30分位したらかかって来て、
「もしもし?先ほどは失礼いたしました。○○さんの携帯でよろしいですか?」と。
「はいそうです、こちらこそすいません、何度もかけて頂いて」
「いえいえ~、とんでもございません。わたくし、○○の△△ともうします~」
「それでですね~・・・・」と続いていったのだけど、
違和感なく喋ってる自分に気付いた。

「あれ?このオバチャンも関西弁やん?そういえば06の局番やったなぁ・・」と
思った。
普段、慣れてない人には「はい」と「いいえ」と「そうですね」で、終わる事がほとんどなのに。。。
澱みなく続くオバチャンの話・・・・・
私の中で天使と悪魔が
「オイオイ、機嫌よぉ喋ってどうすんねん!高かったら買われへんで!?」
「えぇやん、久々の関西弁の会話やねんから・・・」
「みてみ~、ほら『じゃぁ今度からはこちらの携帯の方にかけさせて貰いますねー』とかゆーてるでぇ」
「その時はその時やん、使用感ゆーてやなぁ、もうちょっと考えます~とかゆーたら、大阪の人やもん、察してくれるって」
「知らんで・・・自分からドツボにハマってるで・・・」
と、バトルをやってる。
私はといえば、「そういえば大阪の会社ですか?06だったし・・・」なんて、
会話を広げてる始末。
オバチャンは「そうですねん!えっとそれが何か・・・・?」
「いえいえ、私も関西人なんで、久々に関西弁の人と話したなぁと・・」
「あ~、そうなんですかぁ? いやぁ、アタシ関西弁出てましたぁ?気をつけてる
つもりなんですけどねぇ。 ほんで何処に住んではりましたん?」
「あ、奈良・大阪・京都です」
「いやぁ~、私も奈良に住んでたことありますよーー」
「へ~、そうなんですかぁ」

(オバチャン、最初からバリバリの関西弁やって!)

私は圧倒されながら聞いてみた。
「じゃぁ、その商品いつも使ってはるんですか?」
「はいー、気持ちいいですよ~♪パックの時は○△■× #%&・・・あははは~!」って。
オバチャン、自分だけ受けて笑うから聞きとられへんやん・・・
「あ~、そうですかぁ・・・」

「じゃぁ、もう少し待っててくださいね~」
「はい、楽しみにしてます~♪」

っていう嘘みたいな終わり方で電話を切った時には、15分過ぎていた。

「はぁ・・・、アタシやっぱりあぁいうタイプの人に弱いわ、若いマニュアルしか読んで
ないような人オネェチャンにはナンボでも太刀打ちできんねんけどなぁ」って思った。

しかしまぁ、誰かと話したかったり、気分転換したかった時にこの電話。
これって必然??

数ヵ月後、ウチのご飯は一菜一汁で、すんごく高そうな化粧品の瓶が
並んでそうな・・・