残念なこと | なちゅらる すまいる

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日々いろいろあるけれど、笑ってすごせますように

十数年前、色々悩んでる時 人に聞いてパワーストーンや風水で


アドバイスしてくれる人のところへ行った。


若い男性だった。


関西弁で「どないしたん? うんうん、そ~か~」と、


とても気さくに親身に話を聞いてくれ、


言われたことにピンとこない顔でいると、判りやすく例えを使って


教えてくれた。


占いのように当たる、当たらないを期待してたわけではなく、


自分が動くきっかけになると思った。


パワーストーンのブレスレットをつけていたって、


物理的にすぐさま自分の思い通りになるとは思っていなかった。


ソレを見ることによって、自分がやろうと思ったことを確認できる、、


そんな気持ちでいた。


でも、その男性の人柄・笑顔・話し方に好感が持てたので、


いい人に出会えたと思っていた。




それから10数年・・引越しなどで、そこへ行くこともなくなっていたが


いつかまた行こうと思っていた。


そのお店はそれから繁盛したようで、支店を出したり


店舗も移転していた。




何故か「よし、今だ!」と思い、予約もとれ、今度はどう言われるのだろ・・とかを


考えていた。



そして、そのお店に行くと、「ふ~ん、こんなになったんや」


で、その人に呼ばれて部屋に行ってみたのだが、


何かしっくりこなかった。


個人懇談のような緊張感があった。


質問されたりしたのだが、その人の態度は明らかに横柄になっていた。


前のように、何かを言われ、それに答え、もう一度違う観点から見るとか、


出来る範囲でのアドバイスなんてものはひとつもなかった。



ただ、倍以上の値段のブレスレットを作るよう店員に指示し、


自分が言った通りにしないと災いが起こると言った。



「ふ~~ん、、、そんな人になっちゃったんや・・・」



人の話を聞くという態度ではなかった。


時間がないから数をこなすのに、いちいちじっくり話なんか聞いてられない。。。


そんな態度だった。


10数年って長いし、短い。


小さいスペースでニコニコしながら、お客さんの顔を見て挨拶する


「あの人」は、そこにはいなかった。


先生と呼ばれるようになり、 お店にはいろんなものを取り揃え、


高い値札がついていて、それを置かなきゃよくない事が・・という。


自分も「財運」に恵まれるという意味のある大きな石のブレスレットをしていた。


ある程度の年齢になると、貫禄も必要だったり、自然と出てくるんだろうが、


そこにはにじみ出る貫禄は無かった。



二度と行きたくないと思った。


でも逆に、言われたことを実行せず、反骨精神で見返してやりたい。


そんな気持ちになった。



反面教師がまた増えた。


ホントの意味でのお勉強?


やっぱり私は先生って言われてそこに胡坐をかいてる人を尊敬しようとは


思えない。