★中間報告第12弾★(リブログ)で、20代の感覚でたくさん読んでおきたいのでとにかくペースアップを意識する、という目標を掲げていました。今のところ目標達成度高めに読書生活を送れている気がします
【タルト•タタンの夢】
近藤史恵/東京創元社
“シェフは名探偵”シリーズ第一弾。
【間の悪いスフレ】(626冊目)から遡る形で全シリーズを読破しました
『人は楽しむためにも食べるが、生きるためにも食べる。(略)日々の憂さを晴らすための、楽しみとしての料理。だが、それは決して日常ではない。毎日続けば飽きてしまうし、身体だって壊す。楽しみとしての食事が、日々の糧に取って代わることはできない。』
家庭料理には代われない、レストランの料理としての存在を脱却しようと〝ロニョン•ド•ヴォーの決意〟をする女性のエピソードを近藤史恵さんが書かれたのはおよそ20年前。全く古めかしさがなく、最新シリーズの【間の悪いスフレ】(626冊目)に至るまで、近藤史恵さんの描く男女関係の結実や絡れ、愛憎は非常にリアルだなぁと感じました
なぎぶる