XYZは、そろそろ3Dプリンタ事業から撤退するそうですが、
私は、XYZ ダビンチ1.0 Proをまだまだ使おうと思ってます。
自分のメモ兼、まだ使っておられる方のためにメモを残しておきます。

 

XYZ ダビンチ1.0 Proの消耗品は、まだ公式から若干買えるし、汎用部品はAmazonから買えますが、
消耗するけど汎用部品でない、「フィラメント送りドライブギア」の摩耗は深刻な問題です。

途中で出てこなくなる、1層目から出てこないなど、厄介で下手をすればヘッドが詰まります。
なので、今回は、新品の非純正ドライブギアに交換してみました。

 

交換後の1層目をご覧ください


このクッキリ感。
新品のXYZ ダビンチ1.0 Proよりパッキパキに出てます。
(他に新品から使ってるのが2台ほどあったり、、)


交換したのはこの部品、フィラメント送りドライブギヤ。

 

ドライブギヤはフィラメントを送り出す部品です。
XYZ ダビンチ1.0 Pro(写真左)もステンレス製で耐久性はあるのですが、
純正交換部品が売ってない&フィラメント嚙み込みが緩いので少し滑っちゃいます。
サポート部分が透けるようになったら、滑ってるので交換時期です。



交換方法

1.サイドカバーを両方外して

 

2.後方の純正フィラメント置き場を外し (トルクス10 x6本)、上部フタも取り外し

 

3.上部前方パネルは、内側の爪をずらせば取れます。

ワイヤーハーネスAssyはもう買えないので、外したら各種配線を引っ張らないように養生テープなどで仮止め

 

4.フィラメント送りドライブギヤカバーも裏からツメでとまってるので外し

 

5.赤のトルクス10を3本外し、コネクタを外すと

古いコネクタは外したら接点復活材を少し吹いておく。ただし、絶対ドライブ部分にたらなさい

 

 

6.古いドライブギヤを1.5mmの内六角で外す。

ちなみに、ドライブギヤが減って滑り始めくらいなら、水色矢印部分のテンショナーストッパーあたりを削るという荒業もあります

7.小嶋技研3Dプリンター MK7ドライブギアを取り付ける

取り付けのイモネジは同じく1.5mm。イモネジは、新しいドライブギアについてくるので再利用は不要。

元の位置(マジック黒)高さだと、エンコーダ円盤に少し干渉するので、ほんの少し上に固定。
ついでにエンコーダの黒いシマシマが退色してたら、細マジックなどで塗り足しし、
エンコーダ付近は、濡れティッシュできれいに掃除


あとは戻して完成。
別のドライブギヤもつくかもですが、XYZ ダビンチ1.0 Proはドライブギヤ交換にカバーを沢山外さないと交換できないので、
真鍮よりステンレス製で耐久性重視が良い気がします。

ギザギザ ピッチが0.5mmと0.7mmはどっちでも良いと思いますが、私は0.5mmにしました。
少なくとも総運転時間1000時間過ぎてたら交換しないとダメな気が。1500時間は完全にアウトでした。

 

 

 

 

おまけ:

ドライブギア付近についている、本体側PTFEチューブ取り付け用の継手は、

外形4mmチューブ用のM5ネジタイプ(写真左)です。

外形4mmチューブ用はM6(右)なども売ってますが、これは付きません。

329円程度なので、必ず在庫を持っておきましょう。
すっぽ抜けた時にM6を無理に使おうとしちゃダメです(経験者語る)

 


なお、ヘッド上部にある継手は外形4mmユニオン継手

 

PTFEチューブは

 

ガイドポールには

 

 

Zオフセット調整は、本体の機能は信用ならないので、コレで0.25mm

0.25mmだけで良いのですが

 

これであと5年は使えますねw
印刷に速さを求めなければ、XYZ ダビンチ1.0 Proで特に困らないんですよね。。。
詰まったりしないし、安定稼働してるし。

 

 

XYZ ダビンチ1.0 Pro延命シリーズ