みないで
のんちゃんは、スヌーピーとお揃いの斑点がくっきり。
小さい点々もあったのね。夜は近所のお祭りへ。
夕涼み、と思ったら、まだ暑っ!
そんなわけでみとくんは、お留守番。
人混みの中では、のんちゃんは抱っこです。
サギ草ってご存知ですか?
白鷺が羽を広げたような、美しい花です。このサギ草には、悲しい伝説があります。
世田谷城の殿様の側室、常磐姫は、特に殿様の寵愛を受け、正室や他の側室からの妬みの的でした。
この常磐姫が身籠ると、家臣と密通していたとあらぬ噂をたてられ、城を追い出されてしまいます。
悲しみの末に常盤姫は、大切に育てた白鷺の足に父宛の遺書をくくりつけ、命を絶ってしまいます。
その白鷺を、偶然狩りに来ていた殿様が射ち落とし、常磐姫の潔白を悟りますが、時すでに遅し。
その白鷺は一輪の花に姿を変え、常磐姫の悲しい伝説を今に伝えて、サギ草は「せたがやの花」となりました。
代官屋敷では、ホタル鑑賞。
ちょっと「恐怖の館入口」的な。
怖がって泣いちゃってる子やら、「絶対手を放さないでね。」とママに念を押す子やら、ホタルより、のんちゃんが気になってしょーがない子やら。
穴場ですよ。
そんなこんなで休日の夜は更けたのでした。