皆さん、こんにちは遠野なぎこです。

“自死”をされたご家族。
突然大切な存在を失った、“ご遺族”の想い。

あまりにもデリケートな問題過ぎて、どのような言葉を選んで良いのか分からない部分があります。

失礼がありましたら、本当に本当に申し訳ありません。

今回メッセージを戴いたのは、ご主人を“自死”で失われたAさんからです。

何年経とうとも、深過ぎる悲しみは癒える事は無いと思います。
今までどれだけの痛みと孤独と闘って来られたか、そして現在も闘っていらっしゃるお姿…想像を絶する傷を抱えたま、必死に日々の生活を送っていらっしゃるのだと思います。

“遺された者”が一生抱える苦しみ。
これは、本当に残酷な現実です。

『私が、あぁしてあげていれば避けられたのかもしれない…』
『もしかしたら、“SOS”を見逃してしまったのかもしれない…』
何度も何度も、ご自分を責めて来られた事と思います。

中々、人に言いたい事や言える事でもありません。
“本当の痛み”“本当の苦しみ”は、他人には理解しきれませんから。
時が経てば経つ程、『いつまでも泣いていては…』『もうそろそろ前向きに…』と言われてしまう恐怖もおありかと思います。(相手に悪意は無くとも)

喪失感、孤独感、罪悪感の日々…
例え日常の中に喜びの瞬間があったとしても、『あの人は苦しんでいたのに私は笑顔でいて良いのだろうか…』と考える日もあったかもしれません。

Aさん…
私なんかが申し上げても、説得力に欠けると十分承知の上ですが…

どうか今のまま、ご主人を忘れないであげて下さい。
どうか今のまま、ご主人を愛してあげて下さい。

生前よりも、うんと身近にご主人の“存在”を“匂い”を“空気”を感じとり…うんとうんと愛を贈り続けてあげて下さい。

言うまでもありませんが、Aさんのせいなんかではありません。
ご主人の人生の中で、ご主人の意思だけで自死を選択するしかなかったのだと思います。
どうか、ご主人のその意思は尊重してあげて下さい。

勝手な事を言うようですが、ご主人は決して不幸ではなかったのではないかと思います。
だって今でもAさんに『主人の事が大好きなんです』と言ってもらえるなんて、とても幸せな事だと思うから。

いつの日か…

必ず必ず、またご主人と再会出来ます。
どのようなお亡くなり方であっても、愛し合っている者同士は必ず再びこことは別の世界で会えるんです。

私は、強く強くそう信じていますよ。

その時にね、抱き合って、泣き合って、笑いあって…目一杯の『愛してる』の気持ちを伝え合って下さい。

“必ずまた会える”。
だから、それまでAさんはご主人を想いながらAさんの人生を歩んで下さい。

泣きたい時は、泣き叫んで下さい。
我慢する事だけは、なるべく避け…難しいかもしれませんが、ご自分の感情を表に出して頂きたいなと思います。

もしも周りに傷を広げられてしまう可能性が少しでもあるならば、それは逆効果です。

大切な人を失ってしまったら、いつまでも立ち直らなくたって良いんです。
ずっと泣いて悲しんでいたって、良いんです。

一人きりの時間でも良いから、泣きたい時は思いきり泣いて、怒りたい時は思いきり怒って…勿論笑える日があれば、微笑むだけでも良いからご自分の感情に素直に従ってみて下さい。

“この場所”を活用して頂いても、勿論大丈夫です。

もしも、的外れな事や万が一Aさんを傷つけてしまうような発言がありましたら本当に申し訳ありません。

Aさんの人生に、優しく温かい出来事が起こりますように…陰ながらですが祈っております。
遠野なぎこ
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