皆さんこんばんは、遠野なぎこです。

よく、インタビューで聞かれます。
『遠野さんは、昔から猫ちゃんと暮らしてきたのですか?』と。
正直、その度に多少話を濁してきました。
お話出来る事が無かったからです。

今になってですよ…
今になって、思い返せば…

私の実家は“動物虐待”、もしくはそれに近い行為が日常的に行われていた家庭だったのかもしれません。

小学生の頃は、ワンちゃんが何匹も何匹も入れ替わり立ち替わりという状態で家の中に居ました。

つまり、購入しては飽きて人に譲り…
懲りずに、購入しては飽きて人に譲り…

その繰り返しだった訳です。

中学生の頃になると、次は猫。
記憶の中では、最低でも三匹は入れ替わっています。

旅行にでも行こうものなら、何日だって放置。
帰宅して家の中が荒らされていたり、粗相をしていたら罵声を浴びせる。
思い返せば、決して悠くん&蓮くんには見られないような恐らくストレスからくる問題行動も目にしてきました。(ずっと止まる事なく、同じ場所を走り回る等の)

文鳥やインコ達も、何羽代替わりしてきた事でしょう。

病気になってしまったハムスターは、夜中暗くなるのを待って川の隅に捨てられました。

金魚が死ねば、母は平気で爪楊枝で刺してゴミ箱に捨てていました。

私の記憶にある、最後に飼っていた猫は…一部屋に閉じ込められ、糞尿の山の中で暮らしていました。
糞尿の前に、お皿から溢れたご飯と何日替えていないのか分からないお水を置かれていました。

『大学病院に行かせるなんて、高くて馬鹿らしい。そのまま死なせる』が、“あの人”の口癖。

…真の“鬼”でしかない。

これ以上は、吐き気がしてくるのでもう言葉に出来ません。

しかし、これが恐ろしいもので…
“その家庭の中”にいた間は、そんな異常事態に子どもはさほど気がつかないものなのです。

私は十六歳で家を出て、自立をしてから…
『アレ?うちってちょっと駄目な事してない?』と、少しずつ違和感を抱き始めたのです。

それからは、時折実家を訪れ“猫には塩分過多になるから、人間の食べ物を与えないで欲しい”“閉じ込めるなんて絶対に駄目、不衛生過ぎる”と訴えてみたり…あまりに可哀想で、自分が一人で暮らすマンションで一時的に預かる事もありました。

しかしながら、それ以上は母親に逆らえなかったのです。自分の無力さが罪悪感となり、今になってジワジワと胸を締め付けてきます。

とは言え、今更取り返しはつきませんし…やはり私の母は“生き物”や“いのち”を大切には出来ない、簡単に捨ててしまえる事が出来る人間だったのだろうと思います。

この一連のお話で気分を害される方がいらっしゃったら、申し訳ありません。
ただ、もしかしたら“幼児虐待”にも繋がる話なのかもしれないと思いお話を致しました。

勿論、決めつけることは出来ませんが…
実際、コロコロと動物が入れ替わる家の中で“虐待”が行われていた現実が我が家にはあったからです。

そんな“不自然な出来事”が続く家庭に時折目を配る事も、必ずしも無駄だとは言い切れないのかもしれません。

ちなみに…
私が十二年前に悠くん&蓮くんと暮らし始めた時も、一度だけ会わせた事がありますが…『悠は“アタリ”。蓮は“ハズレ”。』と言われました。

動物を“アタリ、ハズレ”で見るなんて、信じられない思いでしたし悔しくてたまらなかった事を覚えています。

蓮ちゃんは怖がって、ほとんど母に顔を見せませんでした。
動物は言葉の意味そのものよりも、人間の言葉のトーンや目つきできちんと意味を理解しますから。

ちょうど、その後くらいでしょうか…完全に実家族と縁を切ったのは。
当たり前です、私は自分を守ると同時に“大切な我が子達”を全力で守らなければならなかったのですから。
なぎ
P.S
猫ちゃんを二〜三日間お留守番させるご家庭は、昔は珍しくはなかったかもしれません。(それにしても、うちの実家は度を越していましたが)外猫ちゃんも多かったでしょうし。

私なんて、仕事で一日家を空けるのならば朝晩シッターさんにお願いをし…常に遠隔カメラで様子を見ていますけどね。
ただ、そこに関しては性格と“時代”の違いも多少関係しているのかもしれません。
☆………☆………☆………☆………☆………
『nagiko tono 〜一歩ご飯〜』はコチラ
☆………☆………☆………☆………☆………  
《お手紙&メールの宛先について》     

お手紙はこちらにお願い致します。     

※住所が変わりました
(株)ワイルドビジョン     
〒160-0004
東京都新宿区四谷4-30-23
ビルド吉田404
遠野なぎこ宛     

メールはこちらにお願い致します。
☆………☆………☆………☆………☆……… 
《ミサンガについて》     

まだまだ“いのちのミサンガ”の応募を受け付けております。     
『摂食障害。 食べて、吐いて、死にたくて。』を、店頭やネット等でご購入頂き“返信用封筒”(ご自身でご用意ください)に宛名を書き“82円切手”を貼り、本の中にあります“読書カード”と共に送って下さった方に、遠野なぎこ本人が一本一本手編みしている“いのちのミサンガ”とお礼の直筆カードを書いてお送り致しております。     
{AFB3CB5D-8191-473C-82C0-2CFE3423720D}
ご応募お待ちしております。    
※『いのちのミサンガ』についての
お問い合わせは
【株式会社ワイルドビジョン】
03-5919-6780 までご連絡ください。
(期限は設けておりません) 
☆………☆………☆………☆………☆………
《出演情報》
フジテレビ 「アウト×デラックス」
毎週木曜23:00〜23:40

TOKYOMX
「バラいろダンディ」
2月6日、13日、20日、27日
21:00~21:55水曜レギュラー
TOKYO MX「テレビが無料で視聴できる!エムキャス」

HKT48 1stアルバム 「092」特典映像
「東映 presents HKT48×48人の映画監督たち」
朝長美桜×加藤拓也
『二度とない夜さえ飛び出して』

ネット動画サイト
「MILOU(ミルゥ)」
『誰にも言えないオンナの悩みに答えます!私だけ?相談室』

ぐるなび「ippin」
「タレント・芸能人」部門キュレーター登録

文庫化情報「一度も愛してくれなかった母へ、一度も愛せなかった男たちへ」
新潮文庫より発売
{84426F5D-A2D3-468C-9678-C476F24EE4D6}
邦画「極サギ3」[DVD]販売及び、レンタル開始中    

「大竹まことのゴールデンラジオ」     
※番組公式Podcastからいつでも聴くことができます。     
下記URLよりダウンロードできます。     
↓↓     
☆………☆………☆………☆………☆………
《摂食障害や心の闇についての講演会承ります。》     

病院、支援団体関係者さま     

摂食障害や心の闇を抱え苦しんでいる方々への支援、またこれらの病気に対する理解を広めるための講演会のご依頼を承っております。     

ご依頼の際は、ワイルドビジョンの     
電話番号:03-5919-6780     
もしくは弊社HPのCONTACTページの     
メールフォームよりご連絡をお願いいたします。     

皆様からのご依頼お待ちしています

☆………☆………☆………☆………☆………