『“整形”についてのご質問』

皆さん、こんにちは遠野なぎこです

『整形していませんか？』との、ご質問。

なんちゅう、どストレートなご質問

理由は…朝ドラの頃と、途中の若い時と、今と見た目が違うように見えるからだそうです。

あのね、あんまり触れたくはない部分ではあるけれど…皆様ご存知のように私は“摂食障害”という病と闘う身です。

15歳頃から、ずっと闘っています。

本当にあんまり言いたくないけれど…体型のコントロールが難しく、体重のアップダウンもかなり激しいです。

10代の時は、“拒食期”で40キロを切ってしまった時もあれば20代前半は“過食嘔吐期”で痩せ型でした。

20代後半は、“吐けない過食期”で70キロ以上になりブーツのチャックも上がらない体型でした。

（※ちなみに、これらの異なる“症状”は自分の意思でコントロールは出来ません。突然、それぞれの“スイッチ”が入るのです）

そして、現在はこんな自分です。

嫌で嫌で、仕方がない。

自分の身体が憎い。

自分の顔が憎い。

しかし、どれだけ受け入れ難くとも…なるべく見ないように、なるべく考えないようにするしか生きて行く術がないのです。

自分でどうにかする事が出来ないのが、“摂食障害”の怖さの一つでもあります。

悔しいですよ。

悲しくて、本当は毎日毎日泣きたい気持ちですよ。

長くなりましたが…

目の大きさや顔の雰囲気は、勿論年齢的な事もありますが…体重の変化や浮腫が大きく影響しているのだと思います。（“過食嘔吐”や“吐けない過食”は、驚く程浮腫ます。大げさではなく顔が倍くらいになるのです）

もう一つ、正直に告白すれば…醜い容姿に悩み、数年前に美容整形の病院を訪れた事はあります。

しかし、体型や体重のアップダウンが激しい人への手術は難しいとの説明を受けました。

目は埋没をしても、多分すぐに取れてしまう。

リフトアップも、顔にお肉がつきすぎている人には意味がないと。

その時は『ダイエットは？』と問われ『私は“摂食障害”で、ダイエットは不可能。この先もどんな外見になってしまうか分からない』その旨を何度もお伝えしましたが…残念ながら、ご理解を頂く事は出来ませんでした。

これが、私からの正直な答えです。

全然悪気があってのご質問ではない事は、文面から伝わってきます。

ですから、あまりお気になさらないで下さい。

ただ、これは皆様にもお伝えしたいのですが…

どうか、私の見た目には触れないで下さい。

身体的な事を耳にしたり目にすると…

どうしても、動揺をしてしまい症状が出やすくなってしまうのです。

一度出ると、長く長く続いてしまうのです。

どうか、どうか…

勝手ながら、私から皆様へのお願いです。

なぎ

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《ミサンガについて》

まだまだ“いのちのミサンガ”の応募を受け付けております。

『摂食障害。食べて、吐いて、死にたくて。』を、店頭やネット等でご購入頂き“返信用封筒”(ご自身でご用意ください)に宛名を書き“82円切手”を貼り、本の中にあります“読書カード”と共に送って下さった方に、遠野なぎこ本人が一本一本手編みしている“いのちのミサンガ”とお礼の直筆カードを書いてお送り致しております。