『“仕事”という存在』

皆さんこんばんは、遠野なぎこです

先日、美容師さんともお話して共感し合っていたのだけどね…

私達の仕事、つまり何の保証も無く大きな宣伝活動も出来ずにお仕事を戴けるという事は…もう奇跡に近い事なんですよね、と。

先日、“美容院はこの世に幾らでもあります”なんてお話をしましたが…“芸能界を目指す人”も、“いつまでもこの世界で活躍されたい方々”もそれこそ星の数ほどいらっしゃる訳で。（勿論、自分も含めて）

そんな中…

我々は、常に“選ばれる側”な訳なんですよね。

一つでも手を抜いた仕事をすれば、二度とお声を掛けては頂けません。

一度でも、番組の企画内容を理解出来なければ二度とお声を掛けては頂けません。

それは…

ドラマや舞台、バラエティ番組全て。

プロとして当然の事ですが、非常にシビアな世界です。

なので、毎回有り得ない程に緊張をするのです。

不安で怖くて、眠れなくなるのです。

レギュラーにして下さった番組には、勿論心からの感謝の気持ちでいます。

でも、それで安心をしてしまったり勘違いをしてしまったら確実に終わります。

だから、毎回全力でエネルギーを出し切らなければ絶対にダメなのです。

“自分の爪痕を残す”…なんて考えでは、ダメなのです。

非常に生意気な事を申し上げるようですが、少しでも番組に“貢献”出来なければその席に座る理由が無くなってしまうのです。

当たり前の事です。

“自分自分”はいらないんです、観て下さる方々の事を一番に考えなくては意味が無いんです。

そして…

レギュラーではなくても、何度も何度も呼んで頂ける番組もあります。

この仕事をしていて、これほど嬉しい事は無いのです。

大げさではなく、本当に涙が出る程嬉しい気持ちになるのです。

“もっと、もっと、もっと頑張ろう”と、心の底から思い…ここだけの話、それらの番組達を目にすると毎回TVに向かって手を合わせてるからね

どんなお仕事でも、プロとして様々な課題に向き合うというのは本当に大変な事です。

時に涙を流し、時に自分を責め暗闇の中で苦しむ事もあります。

それでも…

努力を続け、感謝の気持ちを持って丁寧に向き合っていけば…きっと見ていてくれる人はいます。

想像もしていなかったような、喜びを感じられる日もきっと訪れます。

そう信じて、明日からもまた歩いて行かなくてはと改めて心に誓う夜です…

私にとって“仕事”は、恋愛や結婚とかよりもずっとずっーと上にある大切な大切な存在なのです

なぎ

P.S

何でこんな真剣に“自分の裏側”を語っているのだろう。

やっぱり、頭を打った影響かしら？（笑）

いや、笑ってる場合じゃない…ご心配頂いた方々、大変申し訳ございません

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