『強迫性障害との付き合い方①』

皆さんこんばんは、遠野なぎこです

日々送って頂くお悩みメッセージの中で、“摂食障害”に続き2番目に多いのが“強迫性障害”についてかもしれません。

少し長くなりますが…

《強迫性障害との付き合い方と、救われ方について》お話をさせて下さい。

症状そのものへの個人的な対策や、人付き合いの中で救われた対応等の体験談です。

皆さんいつも本当に、勇気あるメッセージをありがとうございます

皆さんの痛み…よぉーく分かりますよ、息苦しさと生活しづらさで何もかも投げ出したくなりますよね。

強迫性障害は“生活密着型”の症状だから、1日だって我々を休ませてはくれないものね。

私も、だから仕事や大切な用事以外は外出を避けているのです。

汗だくになって確認行為をして、馬鹿げた行為だと自分を責めたて…余計に焦りが増し確認が止められなくて。

そして例え外出しなくてもね、確認行為は日常に溢れています。除菌シートは欠かせず、何度も何度もテーブルを拭いたり。

窓が開いてるか、閉まっているか何度も何度も確認をしたり。（うちは網戸をガムテープで絶対開かないようにしているし、窓も必要以上に開けられない様にロックをかけているんだけどね…それでも怖いの

）

日に何度も何度も、手を洗ったり。

日に何度も何度も悠くんのお水用の器を洗ったり。（いい加減疲れたから、ご飯用は紙皿にして朝晩丸ごと処分しています。オヤツも紙皿。）

神経質とか、心配性とは全然違うからね。

お互い、本当に疲れるよね…どうしてこんな事で苦しまなくちゃいけないんだろうね

私自身は、日によって症状の度合いは違うんだけど…幾つか自分なりの工夫はしています。

数字等を使っての確認行為が止まらない場合、途中でフッと別の事に頭を切り替える（それは今から行う事や、別の部屋の事でも何でも良くて）

確認を終えた場所は写真に撮り、最悪の場合は外でも自身や誰かに確認してもらえる状態にする（実際にはそんな事はしないし、そんな気持ちは起きない）

確認を終えた場所は、なるべく振り返らない。目線に入らないようにする。（またOから始まってしまうから）

確認場所によっては、自分だけの“暗示の言葉”を一言呟けば大丈夫という決まりを作る。（言葉は何でも良くて）

どうしても症状が止まらない場合は…とても不謹慎な発言ですが『悠くん&蓮くんに何かあったら私も後を追えば良いだけ』と思考を変える。（本当に不謹慎でゴメンなさい、でもこれも私にとっては“究極の気持ちの切り替え”なのです）

あ、後はね例えばこの前の舞台のお衣装の“スカートが捲れていやしないか”の長い確認行為は…最後の方では『いいや、捲れてても。（⇦あり得ないんだけどね）スタッフさんか、お客さんか、共演者の方々が気づいてくれるし…そこから上手く芝居に変えりゃいいや。んな事で、死にゃあしないわよ。』とまで思えるようにはなりましたf^_^;

長くなってしまったので『強迫性障害との付き合い方②』に続きます。

※強迫性障害は、勿論“確認行為”や“不潔恐怖症”だけに限らず数多くの症状があります。

症状の種類は違えども、根本には似た“心の荷物”のようなものがあると個人的に感じるので宜しければご参考にして頂ければと思います。

なぎ

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