『良い“依存”と悪い“依存”』

皆さんこんにちは、遠野なぎこです

私はね、何も”依存”の全てが悪だとは思ってはいません。

愛情の線引きで考えたら、それはとても難しい場所に存在する事だから。

そして、人間は何かに依存しないと生きられない存在だとも思うから。

私は、こう思います。

良い“依存”＝相手の事を強く想い、相手の為に何が出来るかと考える心を持つ“依存”。

悪い“依存”＝自分の事を強く想い、相手より如何に自分の心を満たせるかを考える“依存”。

簡単に良い悪いと決めつけられる事ではないとは思いますが、あくまでも私の考える依存の判断基準です。

良い“依存”は、相手の事を想い行動をするので例え自分が傷ついたとしても相手に重い負担は掛けません。思いつきもしません。

傷ついた自分がいけないし、それ以上に更に相手を心配し愛情を立て直します。

悪い“依存”は、自分の事を強く想い行動をするので自分が傷ついた時“どれだけ“深い傷を負ったか”という事実を相手の気持ちを考えずに押し付けてきます。

傷ついた自分がいけないと言いながらも、相手に責任を押し付け自分を心配し更に自分を愛するのです。

私だってね、人間に依存した事がないとは言わないよ。

お付き合いした方に、今迄1.2回は依存した事があるよ。

それらは、間違いなく先程述べた“悪い依存”でしたよ。あの時は“自分を守る事”に必死になり、例え悪いのは私であっても相手を悪者にして…責めて、弱さを見せて、脅して。

相手の居る空間で、切って。

それを見せつけて。

結局相手は引いていました。

当然の事。

そんなの“愛”でも何でもなく、ただの我が儘。

ただの自己満足。

ただの執着。

何を考えてたんだか、と今は自分でも思います。

寂しいから傷つけた自分を相手の心に刻んでしまおう…なんて、何て愚かで呆れた行為だったのだと。

現在の私は、皆さんご存知の通り100%愛猫“悠くん&蓮くん”に依存しています。

但しそれは、相手の心を想う“依存”の方です。

2年前に蓮ちゃんを失い、おそらく遠くない未来悠くんを失う事になるでしょう。

今、こうして文字を打っていてもポロポロと涙が溢れますし…正直“愛の対象”を失ったその先を考えると気が狂いそうにもなります。

でも、蓮ちゃんは“蓮ちゃんの運命”をしっかり生きてくれた。私は出来る限りのサポートをした…そして、今も変わらず“止まぬ愛”は胸に残ったまま。

悠くんも、いつの日か見送らなければいけないけれど…それは“悠くん自身の運命”。

私は見送る迄の間も、見送った後も愛し続けるだけ。

自分と相手の“運命”“生き方”は、別物。

それを互いに認め合うのが、“愛”。

長くなりましたが、少しだけ立ち止まり考えて頂けると嬉しく思います。

なぎ

お手紙ありがとうございます！

ゆっくりと読ませて頂いております

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