『お悩みメッセージ』

皆さんこんにちは、遠野なぎこです

お悩みメッセージのお返事をさせて下さい。

『なぎこさん初めまして。
私の左腕には学生の頃にやっていたリストカットの白い跡が沢山残っています。

現在、接客業をしているのですがどうしても半袖を着た時にお客様の目、先輩、同期の目が気になります。
自意識過剰だと分かっているのですが、皆私の左腕のリストカットの跡を見てひいているんじゃないかという気がしてならないのです。
人の目が怖いです。
どうしたら人の目を気にせず生活できますか。』

Aさん、メッセージをありがとうございます。

“リストカット跡”。

難しい問題だよね。

悩むよね。

毎日自分でも目にするものだし、ましてや決まったお洋服を着なくてはならない環境ではそりゃあ気にしてしまうよね。

私自身の話をするとね、左肘下の傷跡は割と薄めで年月も経っているからさほど気にならなくなっていて。

太ももは深かったけれど、まぁこれは日常的に見える場所ではなくさほど気にならなくなっていて。

ただ、左の肘上は30代に傷つけてしまったものであり数も多くかなり傷が深かった事もあり…なるべく人目につかない様に気をつけてはいます。

とはいえ、職業柄スタイリストさん等の目に触れる機会は多いので…やはりいつも申し訳なく思っています。

“人の目が気にならないようになる事”…それは、少し難しい事なのではないかと思います。

認める事。

受け入れる事。

それが、最善で最大の解決策だと私は思っています。開き直りなんかでは決してなく…過去の自身の行動の責任を背負うという意味で。

十字架のように迄は思う必要はないと思います。

自分を責めたりする必要もないと思います。

何故ならば、過去には二度と戻れないから。

取り返せない事を後悔するほど辛い事はないからね。

我々の傷跡を目にした時…

人は、やはり良い気持ちはしないと思います。

当たり前ですが、楽しい気持ちにもなりませんし嬉しい気持ちにもなりません。

不思議なもので、自分にも深い傷跡があるにも関わらず私自身たまに人の傷跡を目にする機会があると一瞬ギョッとしてしまうのが正直なところです。

勿論、その後にその方の人生に思いを馳せ切なく胸が苦しくなりますが…。

傷跡は自分の生きてきた“道跡”。

そうしなければ、生きて来られなかった。

そんな自分の事は受け入れ認めてあげたい。

けれど、その事と他人に不快な思いをさせてしまう事はまた別の問題。

だからこそ、私は人の目に触れてしまった時は『ごめんね』と静かに心の中で謝ります。

逆にね、人の目を気にしないようになってしまっては人間としていけないような気がします。

あくまでも私の価値観でのお話です。

なぎ

☆………☆………☆………☆………☆………

『nagiko tono 〜一歩ご飯〜』はコチラ

⇩

https://nagiko-tono.amebaownd.com/

☆………☆………☆………☆………☆………

《お手紙＆メールの宛先について》

お手紙はこちらにお願い致します。

※住所が変わりました

(株)ワイルドビジョン

〒160-0004

東京都新宿区四谷4-30-23

ビルド吉田404

遠野なぎこ宛

メールはこちらにお願い致します。

nagiko@wildvision.co.jp

☆………☆………☆………☆………☆………

《ミサンガについて》

まだまだ“いのちのミサンガ”の応募を受け付けております。

『摂食障害。食べて、吐いて、死にたくて。』を、店頭やネット等でご購入頂き“返信用封筒”(ご自身でご用意ください)に宛名を書き“82円切手”を貼り、本の中にあります“読書カード”と共に送って下さった方に、遠野なぎこ本人が一本一本手編みしている“いのちのミサンガ”とお礼の直筆カードを書いてお送り致しております。