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皆さんこんばんは、遠野なぎこです

『なぎちゃんも私と同じ社会不安障害でありながら、何故テレビや役者さんの仕事や人目につく仕事が出来るのですか?どんな風に割り切れて自分を作っているのかアドバイスを聞かせて下さい。』Yさんからのメッセージですメール

Yさん、メッセージをありがとうございます

私個人の心の病と、仕事や人間関係の付き合い方をお話しますと…

完全なる“演じ分け”です。
“演じ分け”…言葉だけだと、何だか小狡い感じに聞こえてしまうかもしれませんがf^_^;汗

ただ、これは私だけではなく実際皆さんも日常生活で自然と行っていらっしゃる事だと思います。
“意識的に行っているか”、“無意識的に行っているか”だけの差です。

お父さんに見せる顔、お母さんに見せる顔、お兄さんやお姉さんや弟や妹や、お爺ちゃんやお婆ちゃんに見せる顔。

友人に見せる顔。
友人Aさんに見せる顔。
友人Bさんに見せる顔。
友人Cさんに見せる顔。

彼氏に見せる顔。
彼氏以外の異性に見せる顔。

職場で見せる顔。
職場の上司、同僚、部下に見せる顔。

そして、自分にしか見せない顔。

皆さん自然と使い分けていませんか?

使い分けてはいるけれど、そのどれも決して“嘘の自分”ではないのですよ。
先程、“演じ分け”という言葉を使いましたが…例えばお芝居って基本的には自分以外の人物を演じるという事ですよね。
でも私は与えられた役を他人だと思った事はありません。
何故ならば、人間誰しもが持つ沢山の引き出しの中の一つにしまってあった自分を引っ張りだして役に重ねる事=“芝居”“演じる”という事だと思っているからです。

じゃなきゃ当然ながらお母さん役は出来ない、勿論殺人犯の役だって出来ない…母性を持つ自分、殺意を知っている自分が引き出しの中にいるから演じられるのです。
ですから、そこに嘘は一つもなくその役は私自身でしかないのです。

ちょっと話は飛びますが、とある先輩女優さんが『私、娘を虐待するなんて感覚分からないし本当に許せな〜い』と仰りながら虐待母を演じていらっしゃるのを隣で見ていました。
社会的には有名な方かもしれないけれど、ホントダメダメな女優だと心底残念に思いました。引き出しないのに女優してんのか…絶対こんな人にだけはなりたくないな、と。

スミマセン、お話脱線しましたねっ

つまりね、無意識のうちに演じ分けていた事を日常でも“意識的に演じ分け”をするのですよ。

バラエティに出させて頂ける時は、○○の引き出しや○○な引き出しを開けます。
ドラマや舞台に出させて頂ける時は、○○な引き出しや○○な引き出しを開けます。

役に合わせ…
仕事内容に合わせ…
人間関係に合わせ…

とは言え、皆様ご存知の通り私自身全く器用なタイプではありませんから(笑)失敗も多々あります…日々『あぁすれば良かった』『こうすれば良かった』と後悔の連続ですけどねf^_^;汗
特に人間関係は合わせる必要性を強く強く感じない限りは、バッサリと切っちゃうし

そんな中でも皆さんに是非お気づき頂きたいのは、自分の中の“引き出しにいる自分”は全て“本当の自分”だという事です。
決して“嘘”“偽り”ではありませんから、罪悪感や後ろめたさを感じずに正々堂々と“引き出しの中の自分”を…時にはミックスさせたりなんかして仕事や人間関係に活用してみて下さい。

ちなみに私自身の核となる引き出しに入りきらない『素の自分』は、ボロボロで人の目や顔色や言葉ばかり気にしてビクビクしている恥ずかしい人間です。
それが、自分にしか見せない自分の核となる姿。
いいんだ、いいんだ。
そんな自分だってたまには使い所あるしっ!って思ってるからねっグッド!

ただね、それが決して“自分の全て”ではないと皆さんにも気づいて頂きたいなぁ、とは思います(*´︶`*)❤
なぎ
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11月20日
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21:00~21:55月曜レギュラー
(最終月曜日を除く)
TOKYO MX「テレビが無料で視聴できる!エムキャス」

6月11日
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「J:COMオンデマンド」にて配信

ネット動画サイト
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『誰にも言えないオンナの悩みに答えます!私だけ?相談室』
毎週土曜日一話更新

11月11日更新
ぐるなび「ippin」
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文庫化情報「一度も愛してくれなかった母へ、一度も愛せなかった男たちへ」
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