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皆さんこんにちは、遠野なぎこです

本日もお悩みメッセージへのお返事をさせて下さい。
イジメに悩む高校二年生のAさんからのお悩みです。

『Aさんへメール

メッセージをありがとうね、Aさん。

イジメは、イジメられる側にも問題があるなんて馬鹿げた考えを唱える人間がたまにいますが…当然ながら私はそうは思いません。

イジメも虐待も性被害等も、悪いのは100%加害者の方です。
間違った考えに耳を傾ける必要はありません。
決して自分を否定する必要もありません。

私自身は中学生の時にイジメにあっていました。ただ、家庭内の問題の方が自分にとって大きく複雑でさほどのダメージを受けた記憶はないのですが…道すがら石を投げられたり暴言を吐かれたり、バックを破壊されたり、画鋲を仕込まれたり椅子を接着剤でベタベタにされたり、自宅の留守電には『お前の家族全員殺してやる』と連日吹き込まれたり。

結果、私は学校にはほとんど行かなくなりました。友人も一人もいなかったので行く意味も楽しさも必然性も見当たらず、同じ事を繰り返される毎日が何だかバカバカしくて。

そんな事で傷つく程自分の心は平和ではないし、正直付き合いきれないな、と思ったのです。

但し私の場合は少し特殊で既に芸能活動をしていた為普段から休みがちでもありましたし、親は学業等には無関心だった為学校側もイジメを認識していなかった事でしょう。
親も私が自分の意思で学校を連日休んでいる事すら把握していなかったと思います。

“イジメに立ち向かう事。”
“逃げずに現実に立ち向かう事。”

これらが“強く美しく正しい道”では決してないと私は思います。
これらを正しいと言いきる人間は、恐らく一昔も二昔も前の時代の方々なのではないでしょうか。
もしくは誰かに守られ、何かに守られ続けてきた何の現実も知らない人間でしょうか。

SNSの普及などにより、現代のイジメはより複雑でより表面化をせず、より陰湿なものへと変化しています。
子どもの心も昔とは全く違います。
デリケートな子が増えているのも現実だと思います、そしてそれも決して悪い事とは言いきれません。

時代の流れです。
時代は常に変化しているのです。

時に逃げる事も…私は必要だと思います。

逃げや叫びは、“弱さ”ではありません。
自分の心と身体を守る為、苦しい現実に身を置かない選択をする事も“生きる為に”必要な時代なのです。

自分を責め、大人の言う通り闘い続けた末限界を迎えても…酷な話ですが、イジメた側には何も残りません。
自死さえ相手のせいにして、亡くなった後も恐らく自らを正当化するだけでしょう。
幾ら恨んで死んでいっても、そんな奴等は恨まれていた事すら月日を経て簡単に忘れていってしまうのです。

そんな人間達だから、平気で人の心を傷つけ踏みにじり地獄へと追い詰める事が出来るのです。

未成年だから許される?
いいえ、年齢と罪は全く関係しません。
何歳で罪を犯そうと、罪は罪でしかないのです。

一生に一度きりの人生そんな人間達と闘う価値が本当にあるのでしょうか?

Aさん、もう一度親御さんにお話をしてみませんか?
どれだけ自分が追い詰められているか、このままだとどんな精神状態になってしまうか…お話が無理ならお手紙に自分の心を静かに放ち手渡してもいいと思います。

それでも理解してくれないようであれば、自分の意思で学校に行かない選択をしてみても私は間違いではないと思います。あくまでも私個人の考えですが。

そしてもう一つだけ。
Aさんも、もう高校生二年生。
未成年といえどもある程度の分別を持ち、ある程度の責任を負える年齢です。

親御さんにお話をする際、学校に行かない代わりの“何か”を心に決め、もしくは今後“何かを見つける”とかたく心に誓っておく事も非常に大切です。

人生において重要な決断をする時、何処かに誰かに責任が生じる場合、もしくは自分が誤解を受けない為に…最低限の“説得力”という材料が必要になります。
これから先Aさんの心にとっても大切な訓練になり後に財産にも武器にもなるはずですから、代わりの“何か”を是非探してみて下さい。

Aさんはこうして私に心を打ち明けてくれました。自分の人生を切り開く一歩を踏み出す力をちゃんと備えた人です。

どうか自信を持って。
他人からのひん曲がったどうしようもなく幼稚な評価なんて、聞いても何の意味もありませんからね。

余談ですが…
大人になっても大なり小なり、イジメというものは存在します。
私は人に甘えたり媚びたりする事が非常に苦手なので、たまにそんな空気を感じる事があります。

そんな瞬間、私はその人間達に同情する事にしています。
心の暇を持て余し、人を蔑む事でしか自分の価値を見出せない不幸な人間達なのだと。
本当は自分こそが周りから蔑まされているという事実にも気づかず何て哀れでつまらない人間なのだろう、と一刻も早く相手の意地悪な言動を頭から捨て去るようにしています。

自分の心を守ってあげられるのは自分だけです。
Aさん、それだけはどうか忘れないでいてね。

辛い気持ちはいつでも此処に吐き出して下さい。
この場所は365日24時間体制ですから、安心して吐き出して下さい。
なぎ
P.S
最後に…
戴いたメッセージで私が感じとった以上に、万が一もっと悪質なイジメや緊急性があるのならば必ず専門の機関を早急に頼る事をどうか約束して下さい。宜しくお願い致します。
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2017年1月9日
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21:00~21:55月曜隔週レギュラー
TOKYO MX「テレビが無料で視聴できる!エムキャス」

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文庫化情報「一度も愛してくれなかった母へ、一度も愛せなかった男たちへ」
新潮文庫より3月29日発売
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