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皆さんこんにちは、遠野なぎこです

我が家の宝物。
次男、蓮ちゃんが先月の六月八日に旅立ってから早くも四十九日が経ちました。

ママは毎日毎日必ず泣いています。
毎日毎日必ずお水を替え、毎日毎日必ずお鈴を鳴らし、毎日毎日必ず話し掛けています。

最終的には尿毒症で亡くなる程に、尿や腎臓に問題があった子だから生まれてからの八年九ヶ月間は食事制限だらけの人生でした。

あんなに食いしん坊でプヨプヨな子なのに、好きな食べ物は一つもあげられずにずっーと療養食。
それでも太っちょの蓮ちゃんがたまらなく愛おしかったな( ´͈ ᗨ `͈ )◞♡⃛

だから今はね、オヤツを沢山お供えして毎日『蓮ちゃん、オヤツもご飯も目一杯食べなさい。好きなだけ食べて好きなだけ太っちょになっていいんだからねっ』と伝えています。

そして生きていた時と同じ。
必ず毎日『愛しているよ、あなたはママの宝物』と言葉を掛け、骨壷を両手で抱き締め蓮を感じています。

蓮ちゃんが亡くなった理由や、“その瞬間”に対しての疑問は正直幾つもあります…本当はいまだに払拭出来ていないのです。
救急センターから蓮を連れ戻し最期のケアをして頂き…涙を浮かべ、診療時間を過ぎても待っていて下さった主治医ご夫妻には心から感謝をしております。

しかし、非常にビジネス的に…そして最初から高額な医療費の説明ばかりで最期は強制的な安楽死ともとれるような救急センターのやり方に、私は今も疑念を抱いたままです。
悪口ではありません。
批判でもありません。
これは私の感じたままの気持ちです。

蓮を失う恐怖に泣き疲れた私が初日に受けた説明は、先ずは一日数万円の入院費と手術をする場合最低でも全て合わせて80万円以上はかかるというお話でした。

私『でも、そうすれば元気になり何年も生きられる可能性はあるんですよね?』

獣医『それは神様にしか分かりません』

…それがお医者さんの答えでした。
我が子が数メートル先のケージに入れられて、そんな話をされるのは本当にやりきれない思いでした。

払います、払いますとも。
私は親ですもの。
何千万掛かってでも、例え借金をしてでも、どんな仕事をしてでもそりゃあ払いますとも。我が子の為だもの。

でもさ…“いのち”は“お金”でしかないのかと。
そこに“感情”のフォローは一切ないのかと。
人間の時もそうなのか私は知らないけれど…“いのち”=“物”と“お金”でしかないのだと私は感じました。

今更何をどう追求しても蓮ちゃんは戻っては来ません。というか、救急センターのやり方が正解だと言われれば素人の私は反論する術は一つも持ち合わせてはいません。
ある意味では、あれはあれで正解なのでしょう。

但し、いのちを繋いで欲しかっただけではなく、“蓮ちゃん”のいのちを繋いで欲しかった…そんな私には納得がいきませんでした。

今だから確実に言える事。
悠くんの時は…いつの日か何かがあっても、蓮ちゃんを亡くした救急センターにだけは連れて行かない事でしょう。

お金の問題じゃない。
私の気持ちの問題だけじゃない。
全ては悠の為…
“高度な技術”で一ヶ月間延命出来るのか、もしくは“共に悲しみを共有してくれる先生”のもとで一週間しか生きられないのか、もしくは自宅に居て“私”のもとで一日間しか生きられないのか…私は次こそは悔いの無い判断を必ずします。

そういう意味でも、四十九日前の私には知識がなさ過ぎて蓮ちゃんには申し訳ない気持ちでいっぱいなのです。
“いのちの選択”を母親がしていいとはあの時は思えなかったし、全ての事態が把握しきれていなかった。言われるがまま納得するしかなかった。

私に強い意志と知識と決断力さえあれば…『ダメです、イヤです、もう結構です』そう伝えて入院をさせる事は無かった。
蓮を三日間も知らない場所に閉じ込める事は無かった。主治医も私も居ない、誰も優しい顔で話し掛けてくれなかったかもしれないそんな場所に…私は可愛い息子を三日間も閉じ込めてしまった。

最期の日。
仕事後に急いで迎えに行きました。
ドッキリロケの後だから私の頭は小麦粉だらけで真っ白け。顔だけは猛スピードで洗ってから向かいました。

蓮はガラス張りのケージの中で半分だけ顔を傾け、こちらにお尻を向けていました。よっぽど傷つき心を閉じていたのだと思います。
『もう今日明日には…』と言われ一応主治医に相談の電話をしてから『もう連れて帰ります』と、すぐに三日間分の清算をしてからスリングに入れた途端…急に蓮は暴れ唸りだしました。
まるで獣のような初めての唸り声に本当に驚きました。

すぐに別部屋に連れて行かれ(私の目の前の部屋だから少し見えてはいました)、数人がかりで鎮静剤を打たれ私が肩に掛けていた『スリングをください』と言われたので渡し…蓮ちゃんが入ったスリングを戻され掛け直した時には“ズシリ”と重みが変わっていました。『眠らせただけです』と言われましたが…凄く凄く嫌な重みでした。

帰りの車中泣きながらマネージャーに『何でか分かんないけど、もう無理みたいなんだよ…』と話し、スリングの隙間から手を入れ身体を撫で胸の下にも手を入れ心臓の音を確かめながら40分程かけて主治医の元に向かったのです。

まさかと思ったから顔は出さなかった。
そんな訳ないと思ったから、顔を出して弱っている身体に負担を掛けるのも可哀想だと思った。

クリニックに到着し、スリングから出した時には…蓮ちゃんは目を見開き口を半開きにして既に息耐えていました。


数人で押さえ込み、蓮ちゃんに何らかの鎮静剤を打ち『今日か明日にはまた今のように唸って暴れるか、痙攣して亡くなります』…救急センターでは間違いなくそう言われました。
何故それが鎮静剤を打って数十分以内に、ただただ静かに静かに亡くなったのか。

何だったんだ…
本当に何だったのか未だに釈然としないのです。
“生き物ですから”と言われればそれまでです…いのちに保証はありませんし、いのちに絶対的な証拠は存在しません。
だから私は何も追求はしません。
もう傷つきたくないのです。

しかし蓮ちゃんは間違いなく私の膝の上で旅立ったはずです。
それだけは真実。
それだけが唯一の救い。
最期の最期にはママと触れ合っていた。
お互いの体温を素手で感じ合っていた。

もしかしたら、ビビリのママに怖い思いをさせないように…優しい気持ちで静かに静かに息を引き取ってくれたのかもしれません。

退院直前に暴れた時だって、今思い返せば『ママ、本当にもうイヤなの!限界なの!お願いだからこれで終わりにして!お家に連れて帰って!!』の訴えだったのかもしれません。

きっと限界だったんだよね、蓮ちゃん。
蓮ちゃんは幾つになっても甘えん坊赤ちゃん蓮ちゃんとして育てちゃったから。

私の可愛い蓮ちゃん…
蓮ちゃんには申し訳ないママのワガママだけど…悠くんとママが天に召される迄は私達の側にいて下さい。どうかお願いします。

三人で…もしくは万が一この先ママが再婚や出産なんていう機会に恵まれるとしたら、家族皆んなの“その日”に手を繋いで一緒に天国に旅立とうね!!

世界中で一番と二番、二番と一番に愛してるよ永遠に私の可愛い息子…蓮ちゃん(*´︶`*)❤
なぎ

毛繕いからのじゃれ合い、いつもの姿でしたf^_^;仲良しの証拠
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ここのお花屋さん好きなんだ。地域密着な感じで、お値段はとても良心的なのにとても華やかに仕上げてくれるんだ。『ペットのお供え花でしたら可愛らしい感じがいいですよね』と、今回はピンク系で作ってくれたよ
沢山の方々に戴いたお花には一切イタズラをしなかったお兄ちゃん、悠くん…何故か私が買って来るお花にだけはイタズラするんだ。きっと何か分かってるんだね。
だから時々しかお花は買わないよ、私達の間には気持ちがあるからそれでも大丈夫なのっ
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『nagiko tono 〜一歩ご飯〜』はコチラ
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『摂食障害。 食べて、吐いて、死にたくて。』を、店頭やネット等でご購入頂き“返信用封筒”(ご自身でご用意ください)に宛名を書き“82円切手”を貼り、本の中にあります“読書カード”と共に送って下さった方に、遠野なぎこ本人が一本一本手編みしている“いのちのミサンガ”とお礼の直筆カードを書いてお送り致しております。     

ご応募お待ちしております。     
※期限は設けておりません。     
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《出演情報》      
7月1日より
ネット動画サイト
「MILOU(ミルゥ)」
『誰にも言えないオンナの悩みに答えます!私だけ?相談室』
毎週土曜日一話更新

8月1日
TOKYOMX「バラいろダンディ」
21:00~21:55月曜隔週レギュラー
TOKYO MX「テレビが無料で視聴できる!エムキャス」

フジテレビ    「アウト×デラックス」
 23:00~23:30毎週木曜    

文庫化情報「一度も愛してくれなかった母へ、一度も愛せなかった男たちへ」
新潮文庫より3月29日発売
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邦画「極サギ3」[DVD]販売及び、レンタル開始中    

webサイト「ウートピ」にてインタビュー掲載中 http://wotopi.jp     

「大竹まことのゴールデンラジオ」     
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