皆さんこんばんは、遠野なぎこです
今日は、朝からとある番組のロケをしていました!
早朝からだったので、だーいぶ眠かったけど…お仕事をさせて頂ける喜びを噛み締めながら、今日も1日楽しく頑張れました(*^-^)b
そうだ、あのね!最初にお話しておくね!
『何度もメールしてごめんなさい』
『病気じゃないのにメールしていいんでしょうか』
『毎日毎日メールしてごめんなさい』
そんな風に書き添えてくださる方が沢山いらっしゃいます。
もぉっ~!、気を遣っちゃってぇ(笑)
いいの、いいの!…全然気にしないでくれていいんだよぉ~っ(ノ´▽`)ノ
私は全くイヤな思いなんてしてないし…全然しんどくもないよ!
無理のないペースで、仕事の合間合間に皆さんからのメッセージを読ませて頂いているから安心してね!
私にメールをくれて気持ちを吐き出すことで、あなたの気持ちが少しでも軽くなるのなら…何十回でも何百回でも送ってくれていいよ~
病気じゃなくても、心の『毒』や『闇』を人に話せずに一人で膝を抱えてしまっている方々も…この場所で良ければどんどん吐き出してください!
『毒』や『闇』なんて言うとちょっと怖い感じだけど…この場所は、傷を見せ合って手を繋ぎあってみんなで『優しさを紡いでいく』空間です。
『自分は孤独じゃない』って確認をする場所なの。
…だから、遠慮しないでくれて全然大丈夫だよ。これからもみんなで繋がっていこうね~
さぁ、本日のお悩みメッセージいってみましょ~!
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※今日はちょっと、描写が生々しくしんどい内容かもしれません。ちょっと心が疲れていて受け止められないかもなぁ…という方は、ご質問内容だけ読んで私のお返事を読むのは避けて頂いた方が良いかもしれませんのでご注意下さい。
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☆僕の彼女のことでご相談です。
ブログを読ませて頂きました。
実は僕の彼女はなぎこさんと似た環境で育ちました。
母親に愛されず、虐待を受けて育ったそうです。
男性に対して、どこまで自分が愛されているか常に確認したくなってしまうらしく僕を試すような裏切ることばかりしてきます。
僕以外の男性と関係を持ったり、リストカットをしたり。別れようと言うと自殺してやる!と脅したり。
こんなに愛しているのに、どうして彼女はこんな行動をとるのでしょうか?
僕はいつまで彼女を許し続ければいいのでしょうか?苦しいです。
なぎこさんにもそのような時期はありましたか?
今後彼女は変わりますか?
★メッセージありがとうございます。
…昔の自分を思い出すようで、正直心がぎゅっと締め付けられます。
過去の私の気持ちと今、振り返り思うことを正直に書きますね。
私もあなたの彼女と『同じ』でした。
…どんなに酷いことをして突き放しても、縋ってきてくれる人。
…どんなに暴れて腕の中から逃げ出そうとしても、決してその手を解かないでくれる人。
そういう男性を無意識に選んでしまうの。
磁石みたいに吸い寄せられちゃうし、吸い寄せちゃうの。
普通に愛されたいのに、普通に愛してみたいのに…どうしても『破滅的な関係』に陥ってしまう。
毎日、毎日、毎日、毎日…確かめずにはいられないの。
『ねぇ、私を愛してくれてる?』
『狂おしい程に愛してくれてる?』
『あなたの全てを犠牲にしてでも私のこと愛してくれる?』
そして、少しでも相手の態度が『冷静』だと感じた瞬間…途端に恐ろしくなる。
一気に体温が奪われて凍りつく。
今までの人生も、今の自分も、未来も…『全てを失ってしまった』、という絶望感に襲われる。
そして、思考回路が完全に『停止』する。
心を殺したいから、別の男に抱かれて自分の心をズタズタに傷つける。
ズタズタに傷ついた心を目で確認をしたいから、刃物で身体を傷つける。
…私はこうして長い間、他人の目から見たら『異常』ともいえるであろう恋愛を何度も何度も繰り返して来ました。
なんでこんな関係しか結べないのか、全然分からなかった…もしかしたら、敢えて分かろうとするのをやめていたのかもしれません。
…その理由はとても身近にあったからです。
…一番目を逸らしたい現実が関係していたからです。
『母に愛されなかった』という、現実。
一応お断りしておきます。
私は、母の悪口を書いているつもりはありません。
身に起きる全てのことを、母のせいにするつもりも一切ありません。
ですが、相談者さまがお悩みのように『母親からの虐待』によって…異常な『愛の確認行為』しか出来ない女性が世の中にはいるんだという事を知って欲しかったんです。
皆さんの周りにもいらっしゃるかもしれません。
相談者さまや、他にも…過去の私と似た精神状態の彼女や奥様をお持ちの方からの相談メールを沢山頂きます。
もちろん、自分をコントロール出来ず苦しんでいる当事者からも。
そう容易く解決できる問題ではないかもしれません。
でも『パートナー』も一緒に理解を深めようとすることで、少しずつ傷が癒え…いつの日か穏やかに心を重ね合わせられる日が訪れるかもしれません。
その可能性も含めて、今回はこのご相談を取り上げさせて頂きました。
生々しい表現を不快に思われる方は、これ以上読み進めることをお止め頂いた方が宜しいかと思いますので…そのご判断はご自身で宜しくお願い致します。
では、お話の続きに戻りますね。
…虐待の経験によって『母に愛されたことがない』と感じてきた女性は、本来ならば成人するまでにしっかりと築き上げられるはずの『心の基盤』がグラグラのまま育ってしまうんだと思うのです。
そんなグラグラの状態で、その上に自己を肯定する心を重ねようと努力しても…簡単に滑り落ち、崩れます。
重ねようと努力して崩れ落ち、重ねようと努力して崩れ落ち…。
そうやって繰り返しているうちに、どんどんどんどん自分一人ではバランスを保てなくなり…何かに縋らないと立っていられなくなります。
『愛』を食べたくて食べたくて…いつでも飢餓状態で。
寂しくて寂しくて、誰かに求められたくて誰かに必要とされたくて…。
そんな自分の一番身近にいる存在が…『男性』なのです。
男性の『自分を求めてくれる姿』『愛してくれてる姿』。
その姿に、『母親』を重ねてしまうんです。
ぐずり、泣き叫び、腕の中から逃げようと暴れている子供を…強く優しく抱きしめて離さない。
自分が欲していた理想の『母親像』。
男性を通して『その姿』が見たくて…突き放しては抱きしめてもらい、何度も何度も愛情を確認してしまうんです。
そうする事でしか愛情を計れないんです。
『自分は愛される筈がない人間だ』と強く思い込んでいるから、常に確認していないと…とてつもない恐怖心に襲われる。
そして、そんな日常の中で垣間見える相手の僅かな『冷静さ』に…異常なまでに敏感になる。
相手の心が途切れることを、相手の瞳に自分が映らなくなることを…いつもいつも必要以上に恐れている。
その日がいつ来るのか、絶え間なく考えてしまう。
冷静さが垣間見えると、怯え…傷つけられる前に傷つけてしまう。
ずっとずっーと、そんな恋愛とも言えない恋愛を繰り返して来ました。
そんな自分は『狂った悪魔』そのものだと思っていました。
あなたの彼女も…端から見たら、愛情を注いでくれる男を無視して好き放題に男から男へと渡り歩く『だらしのない女』としてしか見られてないでしょう。
…彼女は今、言葉や行動であなたを沢山傷つけながら…心の中は物凄い罪悪感で狂いそうになっているのだと思う。
…あなたをとても愛しているのに『普通に愛せない』のだから。
でも、だからこそ…あなたが出す答えは一つ。
彼女のことを『許せるか』『許せないか』ではなく…あなたが彼女の“愛”を『受け止められるか』『受け止められないか』なのだと思います。
彼女の精神状態を考えてしまうと、私にはこれ以上は無責任なお答えができません。
決断を下すのはあなたです。
でも…これだけはお伝えしておきます。
私は現在、そのような『精神状態』を卒業できています。
いつかこの先、愛する男性と出逢う日が来たとしても…過去の自分のような『異常な愛の確認行為』はしないと思います。
そうは言っても、まだまだ愛情に飢えている分…『寂しさ』には、人一倍弱いかもしれません。
でも、あの救いようのないほどの『狂った自分』から…私はもう『卒業』出来ています。
何故『卒業』出来たのか。
…恐らく、『狂いきった』からなのだと思います。
狂えるところまで狂いきって…結局最後に残ったのは『裸の自分』でした。
失ったものも大きく、目が覚めたら裸の自分一人で私の周りには誰も居なくなってしまっていたけれど…だからこそ、『生まれ変わった』つもりでまたイチからやり直せたのだと思います。
だからね、あなたの彼女も絶対に変わらない訳じゃないと思うんだ。
…『狂いきる』のがいつなのか。
…それまであなたの愛情が保つのか。
でもね、もし彼女を救いきれなかったとしても…それは『あなたのせい』でも『彼女のせい』でもないんです。
…彼女の抱えている『問題』のせいなんです。
長々と書き連ねながらも、明確なお答えが出来ず心苦しいですが…暗闇から『卒業』できた女が一人、ここにいる。という事だけお伝えしたくて、今回のお悩みメッセージを取り上げさせて頂きました。
どうか背負いすぎて共倒れにならないでくださいね。あなたにはあなたの『人生』があるのだから。
近い将来、彼女が今のような形であなたを巻き込む事なく…ちゃんと自分の人生を生きながら、あなたと寄り添いあえる日が訪れることを心の底からお祈りしております。
なぎこ
☆こちらに宜しければご年齢ご性別をお書き添えの上、お悩みご相談内容をお送りください。
全てのお悩みにお答えすることはできないかもしれません。
それでも、なるべく沢山のお悩みにお答えしていければと思いますので宜しくお願い致します
nagiko@wildvision.co.jp
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