皆さんこんにちは、遠野なぎこですニコニコラブラブ

今日発売の『週刊現代』さんで、私のインタビュー記事を掲載して頂いております!

『生い立ち』、『母親との確執』、『摂食障害』、『恋愛』、『ブログ』…色々とお話をさせて頂きました。

お手にとって頂ければ幸いです音譜


さて、本日のお悩みメッセージいってみましょうか~!



☆なぎこさんこんにちは。

初めて人に告白します、私は自分の子供を虐待しています。

摂食障害、躁鬱もあります。

ストレスで頭が痛くて苦しくなって、食べては吐いて…。

気分のアップダウンが激しくて、決して憎い訳ではないのに子供に手をあげてしまうんです。

子供の目を見ることもしません。

汚い言葉を浴びせ掛けて罵ってしまいます。

こんな私はもう死んだ方がいいですよね?こんな母親生きている資格なんてないですよね?


★こんにちは、メッセージをありがとうございます。

『幼児虐待』…これは本当に重いテーマですよね。


今この瞬間も、どこかの家庭で小さな子供が親からの抗えない『暴力』に震えているのかと思うと…心がちぎれそうに痛みます。


正直、出来れば振り返りたくない私の過去の一つが…『虐待』です。

あの『光景』を思い出すだけで、この歳になっても手が震え涙が出てきます。


…『虐待』で思い出す、私の『記憶』『光景』。


…それは『青いバケツ』です。


母は私の顔を沢山殴りつけて、気が済むと必ず『青いバケツ』を私に投げて寄こしました。

毎回、必ず。

両手でバケツを抱え、覗き込むような体勢で顔を入れ“ポトポト”と流れ続ける鼻血をその中にゆっくりと落としていくのです。


『バケツ』である、『理由』。

それは…ティッシュじゃ足りないからです。
拭いても鼻に詰めても、すぐに床に垂れてきてしまうからです。


床を汚すと、また怒って殴られるから…青いバケツを抱えたまま、泣いて『ごめんなさい、ママごめんなさい』と、いつも謝っていました。


あの時の私は何に対して謝っていたのでしょう…毎回、痛くて、怖くて、殴られる『理由』が全く分からなくて。


今、大人になって振り返りあの当時の自分に寄り添い耳を傾けてみると…自分でも驚く『心の声』が聞こえて来るんです。



…私ね、殴られながらも、泣きながらも…心のどこかで嬉しかったんです。



母は、何故か私の弟や妹達には決して手をあげない人でした。


母が『暴力』を振るうのは長女である、私にだけです。


だから…殴られている時間だけは『ママが私の方を向いてくれている』『ママが私のことだけを考えてくれている』と思えたんです。


…弟や妹にはない『母』と『私』の『特別な時間』が、そこにはあったのです。


異常ですよね、異常なのは今でも頭では理解出来ます。


でもね、あの当時の私は『言葉』では『ママ、ごめんなさい』と言いながら…『心の声』では『ママ、大好きだよ』って言っていたんです。


だから、『虐待』という過去と向き合おうとする時…思い出すのは『青いバケツ』と、どこかしら『うっとり』とした気持ちなんです。


恐ろしいことですよね。

…鼻血を出す程に殴られ続けても、子供は『母親の愛』を求めてしまう。


どんな酷い仕打ちを受けても子供は『母親の愛』を欲し続け、決して母親を嫌いにはならない…『なれない』んです。


大人の持つ汚れなんて何も知らない小さな子供を虐待するなんて…決して許されることではありません。


絶対に許されていいことではないです。


でもね…あなたが今お子さんに既に暴力を振るってしまっているのも、『事実』。


本当は、一刻も早くやめてあげて欲しい…今、あなたのお子さんが震えている姿を想像しただけで涙が止まりません。


出来ることなら、背中を抱きしめて…あなたからその子を守ってあげたい。



…今回の問題ばかりは『そのままのあなたでいいから、大丈夫』とは言えません。当然言いません。


ただひとつ…母から虐待を受けていた私から、あなたに今伝えられること。


それは…『抱きしめてあげてください』という事です。

お子さんを、思いきり強く抱きしめてあげてください。


どうしても自分を抑えきれず、万が一また手をあげてしまったとしても、万が一また暴言を吐いてしまったとしても…お願いだから、『強く抱きしめてあげてください。』



…私の母も、もしかしたら当時何か苦しみを抱えていたのかもしれません。

その矛先が私に向かい私を『愛さない』こと。私を『殴る』という行動に出たのかもしれません。


だからと言って虐待は決して許されることではありません。

それでもあの時…母が私を一度でも『強く抱きしめて』くれていたのならば、私が今抱える苦しみはもしかしたら何分の一かに減っていたのかしもれない、と時々思うのです。


…そしてもう一つ。

『今』も『この先』も、どんなに苦しくてしかたがなくても…絶対にお子さんから逃げないで下さい。

絶対に、お子さんの側を離れないであげてください。


…私の母は私を殴ったあと、簡単に私の側を離れ男の所へと向かう人でした。

…子供にとっては『殴られること』よりも母親が『自分の側から居なくなってしまうこと』の方が何十倍も恐ろしいことなのです。


あなたのお子さんには『あなた』しか居ないんです。


ただ自分の世話をしてくれる『大人』というならば、代わりはいるかもしれません。

でも…『大好きなお母さん』は、この世で『あなた、ただ一人』しかいないんです。


あなたのお子さんは、間違いなく今この瞬間もあなたのことが『大好き』です。


5年後も10年後も、その先も…『永遠』ににお子さんはあなたのことが『大好き』なんです。


今でも母を『愛し』、今でも母に『愛を求めてしまう』私のように…。


だからこそ、あなたには『生きる義務』があります。

殴られても殴られても、お母さんが大好きな子供を『抱きしめ』『決して逃げ出さない』義務がある。


そして、どうしても向き合うことが難しいと限界を感じたら私のブログではなく…先ずはきちんと『専門の機関』にSOSを出して下さい。


自分自身も大切にして生きなくてはなりませんが…母親になった今、あなたが一番大切にしなくてはいけないのは『お子さん』です。


一度傷ついた子供の『心』を取り戻すのは、あなたが思っている以上に大変な作業なんです。


『虐待』は、その子の一生を狂わせるんです。


どうか取り返しのつかない事になる前に
、『SOS』を出して下さい。


何かが起きてからでは遅いんです!

一時的にでも一定の距離をとり、第三者の方に介入して頂く方が未来の『あなたとお子さんの幸せ』に繋がることもあるかもしれません。


私は虐待された子供の心は分かっても、専門家ではありません。


ですから、先ずはきちんと専門の機関を頼り…それからまた『この場所』に戻ってきてください。


…私はいつまでもあなたの帰りを待っています。


あなたの『居場所』をちゃんと空けておくから…今はどうかお子さんの事だけを考えてあげてください。



『お子さんが頼れるのはあなただけです。』

『お子さんを守れるのはあなただけです。



お二人の明るい未来を心の底からお祈り致しております。


なぎこ

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