国立美術館で開催されているウィーンモダン展に行ってまいりました。
今年は、日本とオーストリアが国交を開始してから150周年とのことで、
いろいろな催しがあるようですね。
クリムト展もやっていますし・・・。
こちらのウィーン・モダン展は、
マリアテレジア(マリーアントワネットのお母さん)の時代から、
ビーダーマイヤー様式、クリムトらが所属したウィーン分離派、
ヨーゼフ二世の時代から現代までの
ウィーンの歴史とともに、
絵画や銀食器、衣装などを通じて
ウィーンの文化や芸術を紹介しています。
ビーダーマイヤー様式というのは、
19世紀の主にドイツやオーストリアの中流階級(ブルジョワ)の人々の
生活形態の総称で、身近なもの、家の中での日常になどに目を向けた
生活のスタイルのことを言うんですね。
フランスのように華美でなく、本当に身近な、どこかほっとするようなインテリアです。
そして、モーツアルトやシューベルト、ヨハンシュトラウス、マーラーなどの音楽家たちも
実はウィーンやザルツブルグ出身なんですね。
彼らの肖像画や絵画もいくつか展示されていました。
絵画も近代なので印象派の影響を受けていて、
馴染みやすく綺麗なものが多かったです。
絵を観るといつも、ついついインテリアのことを考えてしまいます。
照明の当たり方や壁の色、
どんな壁の色が絵に映えるかな、とか。
この絵を自宅に飾るとしたらどこに飾ろうか、
どんなふうに飾ろうか、とか。
今回のウィーン・モダン展は、特に素敵な絵が多かったな、と思います。
展示会は8月までやっていますので、
よろしければ足を運ばれてみてくださいね。