今日は息子の通院日だった。
でも私の通院日でもあった。
私は3ヶ月に１回の注射の日。
劇薬を扱うので、簡単に予約変更はできない。
幸い、娘の仕事がお休みの日だったので同行してくれた。
まず血液検査の結果が出るまで時間のかかる息子を大学病院で下ろし、私を病院まで送ってもらって、また娘は大学病院に戻って息子の付き添い。
私が病院で順番を待っていると、程なくして息子からLINEが入った。
「今日、主治医先生だった」
ん? 予約票には○○先生って書かれていたよね?
急遽変わったのかな?
どんな理由でも、主治医が出てきてくれてよかった。
まずは現状説明だったみたいだけど、厳しい状況に娘は気分が悪くなり、途中で倒れそうになってトイレに逃げたらしい。
私はまだ息子には言ってなかったのだけど、8月の治験までは厳しいと息子の前で言われたそう。
緩和ケア病院も考えて、ピックアップしておいた方がいいとか、最後をどこで迎えたいかとか、会いたい人がいたら会っておいた方がいいとか、突然死の可能性もあるとか。。。
それはなかなかキツイよね。
息子は何を思いながら聞いていたのだろう。
息子は帰宅すると興奮気味に話し始めた。
「主治医先生、やっぱりすごいよ。ぼくと話して、決定したことからどんどん関係箇所に電話して話を決めて行くんだよ。明日も病院で、呼吸器外科のE先生(病院長)にも電話してくれてた。診察して水抜いてくれるみたい」
「中央にも電話してくれてた。データ送ってくれて、あさってセカンドオピニオン。先生が直接話して予約も取ってくれた。治験も早目に入れるかもしれない」
「転院はしないで、もし治療法があったら、向こうでしかできないものは向こうでやって、こっちでもできるものはこっちでやる。向こうは遠いから通うの大変だからって」
「痛み止めに麻薬出してくれた。明日はママも来てだって。先生、診察日じゃないけど、麻薬の副作用の様子とか見たいし、ママに直接話がしたいみたい」
「厳しい話ばかりしてたけど、ニャンコ(姉)が気分が悪いっていなかった時は、優しい励ますようなことも言ってくれた」
ああ、やっぱり息子は主治医が大好きなのよね。
だから転院の話もあんなに渋っていたのよね。
それにしても主治医、やればできるのに、２週間無駄にしちゃったよ。。。
そうそう、ハラヴェンも来週から再開するらしい。
息子が毎日麻薬を服用するとなると、運転ができないから通院は全て同行しなきゃ。
歯医者さんの予約、２回先まで入れてもらってるんだけど変更しなきゃだね。
それにしても主治医、急にどうした?
誰かこのブログのこと教えた?^^;
明日の診察の時、また怒りモードか、もしくは厭味の２,３発程度飛んでくるかな。
動いてくれたから、黙って受けてあげよう(笑)
当の息子、厳しい話をたくさん聞いてどれだけ落ち込んでいるかと思ったら、
「ぼくは死なないよ。どこで死にたいかとか、緩和の病院はどこにするかとか、一応答えるけど事務的なものだから」
と、いたって余裕。
それよりも明日胸水を抜けることが嬉しくて堪らない様子。
苦しいものね。
今日は自分の病院と、娘からの経過報告のLINEで、心身共にヘロヘロに疲れたんだけど、明日も息子の病院。
明後日は中央まで運転しなきゃだし、その翌日は放射線科で肺の出血部位を焼いてもらう。
私の体、持つかしら^^;
注射打ったばかりは、毎回体中と頭痛が酷くなるのよね。
だけど今が頑張りどころ。
息子の絶え間ない咳の方がずっと辛いはず。
がんばれ、私 !
がんばれ、息子 !
チャンスの女神の後ろ髪はとっても短いんだって。
しっかり捕まえないとスルリと逃げてしまうらしい。(伸ばしてよ)
手のひらに松やに塗ってでも、しっかりと捕まえてやる !