distance
一つ先行く君の後ろ姿を
ひたすらに眺めて走る僕
追いつければと
想うけれど
その距離縮まらず
けれど離れることもなく
視界から消えることない
その背中を
忘れさせてくれない
その距離を
ただただ見つめて
ただただ途方に暮れる
周りの景色が流れようとも
その一点だけはそのまま
変化する世界の中に
不動の星一つ
a deja vu
脳裏に響き渡る
酷い旋律
廻る既視感
どうでもいいものは
視えても
重要なことは
蘇らない
幾度となく
そんな思いに陥り
時に頭痛と目眩を
及ぼす
至って盤上通りに
例外を認めず
ただただ
その意味を知らさず
ループさせる
そんな未熟な術に
期待を持ったとて
未来に反映されるかは
未知なわけで
今日も視るであろう
未来成りうる何かを
僕はただ
ひたすらに
見届けそして
絶望する
judgment
悩んだ分だけ
道は増えて
立ち止まる分だけ
行き止まりができて
気づいたら迷宮入り
どれが正しい道で
どれが間違った道なのか
わからない
僕の目の前に
広がる選択肢
どれもこれも
先が見えない長い道
海があるかもしれない
崖があるかもしれない
もしかしたら
延々と何もない
道なのかもしれない
僕は恐い
これからを選ぶのが
それ以外を切り捨てるのが
もう未来を掴みに行くのも
過去を造り出すのも
したくないんだ
ふりだしに
戻らなくてもいいから
せめて今のままで
未来を眺めているだけの
このままのかたち
このままの瞬間でいたい
そう願うこと
そう想うことで
僕は僕を殺したんだ
