「なんで私ばっかり?」

お客様から理不尽なことを言われた日、そんなふうに思ったことはありませんか。

同じ仕事をしているのに、あの人はいつも楽しそう。

私は何度も質問され、無理なお願いをされ、時には責められる。

いったい何が違うんだろう。

もちろん、偶然もあります。

お客様自身の言動に問題がある場合もあります。

だから、嫌な経験をした理由を、すべて自分の性格や接客能力のせいにする必要はありません。

でも、違いを調べていくと、もう一つ見えてくることがあります。

それは、お客様とどんな約束をしているかということ。

たとえば、ある人はサービスの前に、

・何を提供するか
・どこまでが料金に含まれるか
・追加のお願いにはどう対応するか
・連絡を受ける時間はいつか

を伝えている。

一方、別の人は「できるだけ丁寧に対応します」とだけ伝えている。

どちらが良い人か、という話ではありません。

お客様が受け取る説明が違うという話です。

期待していた内容と実際のサービスがずれると、行き違いにつながることがあります。

ただし、きちんと説明しても理不尽な要求をする人はいます。

そこで大切なのは、まず問題を分けること。

相手の言動が問題なのか。

仕事の説明や約束に、確認できる部分があるのか。

自分では変えられない職場の仕組みの問題なのか。

この3つは、同じではありません。

会社に勤めているなら、職場の責任者や相談窓口に対応してもらうべきこともあります。

自分でサービスを提供しているなら、受付や追加対応の決め方を見直せる場合もあります。

今日は一つだけ、考えてみてください。

最近つらかったお客様対応について、最初にどんな説明や約束があったでしょうか。

そして、途中で新しく引き受けたことはありませんでしたか。

原因を決めつけず、実際に何が起きたかを見てみる。

そこから、仕事を変える手がかりが見つかるかもしれません。

次の記事では、振り回されにくい働き方をしている人が、事前に何を整理しているのかを考えます。

次の記事:嫌なお客様に振り回されない人は、何を先に決めているの?

凪