めざましテレビで、キムタクが学生や会社員を監督としたMV撮影をしたと、話題にしてました。最近はキンコン西野さんもプペルのテーマソングを一般の人に“歌ってみた”させて、優秀なものを本当の宣伝に使うなど、いろんな場面で素人を使うことが増えてきました。これって、いわゆる、一億総クリエイター時代の象徴的な動きで、YouTubeもそうですが、誰でも簡単に作り手、演じ手になれるってことです。そうなると、“プロ”って何か?ってことになります。これまでは、やはり“プロ”の方がいい、ってことが多かったと思いますが、この先、主に芸術のジャンルでは、ノンプロの方が面白いもの作るようになってくるんじゃないでしょうか?そういう意味で言うと、演劇、しかも小劇場の人たちは、ずっとノンプロみたいなもの。意識はプロですが、あくまでインディーズだし、お金になってなかったりします。キムタクの例じゃないけど、そんな中にだって素晴らしい才能はたくさんあります。誰かが掘り出して、認めてくれたら、一気にプロになれるのです。プロになりたいかどうかはともかく、やはり、プロの世界とアマチュアの世界はかなり離れてます
。ここをどう繋げるかが演劇界の課題だと言えるでしょう。