来週はアカデミー授賞式。最近はあまり映画を観れてませんが、やはりあのイベントは大好きなので、どの作品が、どの俳優がオスカーを手にするのかワクワクしています。ディカプリオはついにゲットするのでしょうか?個人的には彼には無冠の帝王でいてほしい気持ちもありますが。。。
さて、大分遅ればせながら、やっと『オデッセイ』観てきました!面白かったー。さすが、リドリー=スコットの画づくりは見事で、美しくもあり、ストーリーも常に新しいことが起こる、まさに飽きさせない展開。よくぞ2時間半に収めたってくらいのボリュームとスピード感なのでした!
本当に素晴らしかったし、一瞬も退屈しませんでしたが、それでも観た後に感じてしまうのは、『アポロ13』がいかに面白かったか。先にできた作品だからってのはありますが、「宇宙」、「ハプニング」ってことではまず名前が浮かぶのが『アポロ13』。緊張感の度合い、ドラマの進め方、どこをとってもやはり一枚上手な印象、そして、何と言っても埋まらない差として「史実」である説得力!『オデッセイ』は本当に面白かったですが、結局は創作。冷静になってしまえばご都合主義なところも多かったです。取り残された一人が有能な科学者で、知ってること、出来ることがたくさん。そりゃ生き残れるだろって要素が最初から満載なのです。もちろん宇宙に行くくらいの人はそうじゃなきゃいけないんでしょうが、どうも上手く行き過ぎてる印象はあります。また、未来だっていう大前提のため、科学技術自体が凄すぎて、そこも生き残れるのに都合のいい条件になってます。『アポロ13』はやはり50年も前が舞台の話なので、本当に人間の叡知と勇気、根性と愛によって危機を脱することに感動がわくのです。。。と、ここまで書いて気づきましたが、
要するに、『オデッセイ』はあくまでSF、『アポロ13』は人間ドラマ、なんとなくは似てますが比べるものじゃなかったなーと。これ、確か『ゼログラヴィティ』のときも書いたかも。とにかく宇宙の映画が好きなんですな。