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【OL・オフィスイラスト】春、爛漫(らんまん)

私の子供の頃の憧れは、
『大人になったら社員食堂でお昼ご飯を食べる』というものでした。

小学生の頃に見学で行った大きな工場では、大勢でいっせいに
ラジオ体操をしたり、敷地内を自転車で移動したり、
お昼休みにはキャッチボールをしたり…
そのスケールの大きさに感動したからかもしれません。

もう少し長じてから憧れたのは、
『お昼に楽しくランチする、ステキな制服姿のOLさん』でした。
残念ながらどちらの夢も叶いませんでしたが、
ふと町で、かわいいお財布を片手に、お弁当や
食後のスイーツを買いに、オフィスから出てこられる
OLさんの姿を見かけると、
人知れず微笑ましく感じてしまいます。

都心部の公園やオフィス街の街路樹に、
必ずと言っていいほど見かけるのがツツジやサツキ。
普段は「植え込みの木」くらいにしか感じませんが、
一年の内のあるシーズンだけ、その艶やかな姿にハッとします。

ともすると、季節の移ろいに気付かずに
日々を送ってしまいがちですが、
花は季節の到来をこうやって優しく教えてくれています。
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ある晴れた日に、ツツジが満開のオフィス街の公園で、
少しの間ゆったりと昼食を楽しむOLさんの姿を、
イラストレーションにしてみました。

『イラストレーション オフィスレディの公園ランチ』 2011.4.9

【ふるさとの自然イラスト】長閑(のどか)

日一日と春めいてきて、我が家の近くでも桜が咲き始め、
少しずつ華やいだ景色に変ってきています。

冬の間のひっそりした、たたずまいとは打って変わって、
花の時期の圧倒的な存在感。
「こんな所にも桜の木があったのか」と、
新たな発見に、この時期は毎年心浮き立ちます。

桜の名所は数々ありますが、私の中では、
学生時代に級友達と行った、夙川の桜が圧巻でした。
そのドラマッチックな美しさは、
まるで自分が映画の中に入り込んでしまったような、
そんな錯覚を覚えました。

桜の花を見るにつけ、
今は遠くに離れてしまって、中々会うことはないけれど
きっと元気にやってるだろう…と
友のことを懐かしく思い出します。

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うららかな春の日差しの中、桜並木をのんびりと散歩する…
そんな長閑(のどか)な光景をイラストレーションにしました。

【建物・町の風景イラスト】若草萌える

春の引っ越しシーズンですが、最近我が家の近くでも、
新築の一戸建てやマンションがぞくぞく建ってきています。

しばらくの間空き地になっていたので、勢い良く野の草花が
生えていましたが、キレイに刈り取られすっかり更地に…
勝手にちょっと寂しい気持ちになったりも。

ふと目をこらすと、以前お住まいの方が植えておられたのでしょうか、
水仙の芽が出ていました。
新しく超してこられる方をそっと静かに待っている…
そのみずみずしい緑の葉っぱに、やさしさと頼もしさを感じました。

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もうすぐ新学期。
若草が元気よく空に向かって伸びていく、
ある晴れた春の日のニュータウンの1シーンを
イラストレーションにしました。