【ふるさとの自然イラスト】皐月の空に泳ぐ鯉

若葉が目に眩しく、色々な花が咲き競う
心浮き立つ季節の到来です。
風薫る五月の空、カラカラと滑車の回る音がして、
あちこちで鯉のぼりが泳いでいます。

我が家の近くのお気に入りの小道で、
今年も楽しみにしていたお花が咲きました。

ナニワノイバラ（浪花野茨）

今ちょうど咲き始めた頃で、その小道を通る度に、
清楚ながらも野趣たっぷりのお花に会うのが楽しみです。

「茨の道（いばらのみち）」とは、
先行きが苦難に満ちている状況を例えて言ったりしますが、
我が家の近くにあるのは、ゲーテが詠んだ
まさに”清らに咲ける”野ばらの道です。

この道の近くを流れる川では、産卵の為なのでしょうか、
バシャバシャと音をたてて遡上する大きな鯉の姿が…
本物の"鯉のぼり"は、なんとも迫力があります。

もうすぐ子供の日。
幼き日に兄弟と食べた柏餅が、なんだか急に恋しくなりました。

『イラストレーション ワイルドローズ』 2011.5.3

【ふるさとの自然イラスト】朋あり遠方より来る…

今年のゴールデンウィークは、長いところでは10連休とのこと。
風薫るこの季節は、『目には青葉…』で、ゆっくり身も心も
リフレッシュできそうです。

この頃旧友から「元気にしてる？」と連絡があったり、
「久々に会わない？」とお誘いがかかったり。
懐かしい友の顔を思い出し、今から再会が楽しみです。

先日、懐かしいテレビアニメ『トム・ソーヤの冒険』を偶然観て、
ふと、ある言葉が頭に浮かびました。

～ハックルベリーフレンド～

中高生の頃に映画音楽が好きで、よく聞いていた『ムーンリバー』の
歌詞にでてきて、とても印象に残っていました。

今はもう、なかなか会うことはないけれど、どうしているかなと
思うたび温かい気持ちになる、そんな友達…

随分以前に読んだ本に、そういう風に表現していたような気がします。

しばらく会っていなくても、まるで昨日まで一緒にいたような感覚で、
おしゃべりに花が咲くのだろうな…

お向かいのお宅の藤棚では、薄紫の花が、すがすがしい風に吹かれて
やさしく揺れています。

【建物・町の風景イラスト】花過ぎて山笑う

菜種梅雨とはよく言ったもので、ここ数日本当に雨ばかり続きました。

近所の川は水量が増え、コーヒー牛乳のような色になり…
まるでアマゾン川のような迫力。

でも、この濁った水は、上流の山から栄養を運ぶのでしょう。
この川の岸辺には、様々な植物が育ち、
数多くの生き物が集まってきます。

その季節ごとに姿を見せる動植物の姿を見付けながら、
川沿いの道を散歩しています。

今の時期は、丸々とした大きな鯉がたくさん泳いでいます。
ジャンボ・カープさんのチャンピオンを決めながら歩くのが
最近の楽しみになっています。

雨上がりの青空に、小鳥達のさえずる声が響き、
みずみずしく輝く木々の若葉、…
遠くの山々もやわらかく明るい色に変わり、
今まさに”春本番”といった感じです。