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【野菜のイラスト】筍/たけのこ

なぎぃの木 naggy イラストレーター筍 たけのこ 野菜 春野菜 京野菜

八百屋さんの店先に筍(たけのこ)が並ぶのも、もうそろそろですね。
わたしが小さい頃は、この時期になると、京都の山城地域の親戚から
荷物が届きました。なにかな…と箱を開けると、ゴロッとした土付きの
大きな筍がいっぱい入っていました。

早速母が、大きな鍋でぬかを入れてゆでると、あの独特の匂いが台所から
漂ってきて、子供心に春を感じました。
ゆであがってみると、あんなに大きかったのに…と、
ちょっとがっかりするくらい小さくなっていて。
山になった筍の皮をながめながら、こんなに沢山むいたからかと納得。

毛の生えた皮をそぉっとなでながら、ちょっと動物みたいでおもしろいな、
と思った記憶があります。

illustration  by naggy

東急シニアパートナーズ『ねびまさる』


東急シニアパートナーズ『ねびまさる』なぎぃの木 naggy イラストレーター

東急グループ様がシニアの方々に向けて「東急オトナプログラム」という企画を
なさっているのですが、その関連の冊子『ねびまさる』の挿絵を全編担当させて
いただきました。

こちらの冊子では、和の暦や各地の風習や行事、伝統文化、季節の動植物や
食文化などを、人間の五感と絡めて紹介されています。

「ねびまさる」というのは、平安時代に使われていた古語で、年月を経て成長し
優れていくことを意味するようです。

お味噌やお酒は、熟成されて美味しくなり、日本家屋や茶道具などは、月日が
経つほど味わい深くなっていくように、人間も、年齢を重ねることで得た経験を
生かして、心豊かに暮らしていけたらな…
そんな風に思っていましたら、まさに、こういうことを一言で言うと「ねびまさる」と
いう言葉なのだと、今回教えていただきました。

関東を中心に東急グループ様の各所に設置されるということです。
もしお見かけの際は、お手に取ってご覧下さいませ。

by naggy

『ときめく和菓子図鑑』山と渓谷社


なぎぃの木 naggy イラストレーター ときめく和菓子図鑑

2016年12月16日発売の単行本『ときめく和菓子図鑑 』の挿絵を担当させていただきました。
著者は、高橋マキさん (文)、内藤貞保さん (写真)です。

上生菓子や伝統的な和菓子はもちろん、かりんとうやカステラなど親しみやすいお菓子に
ついてもくわしく紹介されています。四季折々の和菓子の美しい写真が12ヵ月別で
ふんだんに掲載され、おいしそうな和菓子の世界にときめきます。

わたくしの担当パートは、目次と第一章と第五章、そして「菓子閑話」というコラムの3と4で、
合計28点イラストを描いております。今回、茶道にまつわる道具類やお菓子、茶人や
日本の伝統行事などのイラストを多数描かせていただきました。

また、堺出身のわたくしにとって子供の頃から馴染みのある、千利休さんも描かせていただき、
とても感慨深かったです。

著者: 高橋マキさん(文)、内藤貞保さん(写真)
出版社:株式会社山と渓谷社
 
書店でお見かけの際は、ぜひお手に取ってご覧下さい。

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by naggy