歌舞伎町の話 序章~出会いはぼったくり~
歌舞伎町は周知の通り日本有数の繁華街である。
昔新宿に勤めていた頃に、近くだった為か街自体は映画を見るためにちょくちょく訪れていた。
しかし当時付き合っていた女と手痛い別れをした時、其処は風俗デビューをした刺激的な街になった。
しかも、スタートはベタにぼったくり風俗だった。
まだ石原都知事じゃない頃、其処はそんな店が多数存在し、自分はまんまとその洗礼を受けたわけだ。
そう、さらにベタな事に、歌舞伎町で立ちんぼに声を掛けられた店に入ったのだ…そうぼったくり風俗の常套手段に、まだそんな情報すら持っていない自分はまさに
「カモ」
だったのだ。
そんなカモを狭い部屋に閉じこめ、デニムが似合う美女に
「とりあえず服を全部脱いで下さい」
と言われるがまま全裸になり、そのまま横たわった矢先に
「じゃぁ、入会金まずは6万円払って下さい…外で店長待ってますんで」
という流れになった時、自分はこの街の手厳しい現実を身をもって知ることになった。
さらに運の悪い事に携帯電話の電源も切れていた為に、外部への救済処置もリアルタイムでは無理だった。
ただまだ望みもあり、金を払わず飛び出すという事も考えられたが、目の前の女性が自分の股間をまさぐり、優しくマッサージしたもんだから、まだ女性経験も希薄だった自分には冷静な判断力を削ぐには十分だった。
そして、結果その快楽に負けてしまい、素直に金を払うと
「まずは手でね」
と手淫を始める。
それはローションを使ってのごく普通のマッサージである。
しかしそれは非常に気持ちが良く、ものの数分で
「う」
と果ててしまった。
そしてその後彼女は
「じゃぁ、この後の準備しますね。」
と出て行った時、当時の自分はついに彼女以外のまん○が見られるとわくわくしていたのだから、全くおめでたい事である。
当然その後は、代わりに髭面の厳ついオヤジが
「お客さん、時間だよ」
と自分を威圧し、その店を追い出されて終了した。
正直ここまで経験すれば、普通の人間なら風俗には二度と行かなくなるだろう。
しかし自分の凄い所は、その怒りを発散する為に違う風俗に行ったところである。
正直その後どうやって店に行ったかは記憶にないが、たしかその時は呼び込みが無いこぎれいそうな店に入った記憶だけはある。
そう呼び込みはごく最小限に行っているような、小さな店だった事だけは記憶があった。
其処はいわゆるファッションマッサージと呼ばれる場所だった。
全身リップなどの性感マッサージにて性的な高揚感を味合わせてくれ、そこで
「さっきぼったくりにあった」
と言わなきゃ良いのに愚痴を吐きながらいろいろ吐き出してきた。
結果その日だけで総計10万円という金を使った。
そう、今考えれば吉原で結構なレベルの婦女子を数時間拘束できる金額だ。
ただ、当時の自分にとって風俗という娯楽の、天国と地獄を同時に味わうことが出来た。
そして、知的好奇心と動物的欲求が同時に働き、そのまま歌舞伎町を中心に風俗業界に
「どっぷり」
浸かってしまい、そして使ってしまう事になった。
次回からそんな歌舞伎町でこの後どんな風俗を経験したかを書いていこうと思う。