地球の温暖化・寒冷化は太陽黒点によって決まる。小生にはそう思われてしかたがない。
それが、今年あたりに黒点がピークになって、太陽がニキビ面の醜い顔になっていなければならないのに、様子が違うのである。
2月3月は悲惨なもので、ほぼ真っ白け。4月5月に何とか黒点が幾つか現れたものの、前回、前々回のピーク時には程遠い。
これでは、地球は間もなく寒冷化の方向に向かうと覚悟せねばならないのではなかろうか。
ある学者により約1年前に発表された太陽黒点数予測であるが、次のようになっている。
(出典: http://blogs.yahoo.co.jp/nishiokablog/24924736.html )
予測は前回のピークの約半分であり、これはどうやら当たっている感がする。最新のもの(多分毎月更新)を発表している国立天文台・太陽観測所の資料でも次のようである。
このまま先の予測が当たるとなると、西暦1800前後に生じたダルトン極小期(太陽黒点数が異常に少ない)と同程度となる。一時的な寒冷化である。そのときのグラフは次のようである。(左から5、6個目の山。一番右が今回の山であるが、2、3年前までのデータと思われる。)
これが今期だけで終わってくれれば有り難いのだが、次期に、さらに異常が進行して、無黒点が長く続いた西暦1700年前後のマウンダー極小期と同じようになると、明らかな地球寒冷化が訪れると覚悟せねばならないだろう。
そうならないことを祈るばかりである。
毎月、月が変われば、お気に入りに入れている「太陽黒点」(毎日の画像)の前月分を眺めるようにしているのだが、ますます“あばたがえくぼ”に見えるようになったこの頃である。10年後、見るのも嫌になるほどの“ニキビ面”が待ち遠しい。
ところで、太陽黒点数と地球気温の関係式を編み出した学者がいる。それによると、見事な相関関係を示している。下図である。
どこかにトリックがあるのでは?と思えてしまうのだが、小生には高等数学すぎて、この関係式の計算方法が分からず、何とも言えませんが。
(出典: http://blogs.yahoo.co.jp/nishiokablog/24924736.html
)
(青が実測気温、赤が関係式から求められた気温)
(2013.12.4追記)
別の観点から解説された分かりやすい資料がありますので、そちらもご覧ください。
寒冷化し、大地震の予兆?…
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-1314.html
(2016..3.19追記)
その後、黒点数は増え続け、ダルトン極小期のようなことにはならず、2014年の100弱の黒点数でピークを打った模様です。あまり多くはないものの、まあこれで寒冷化の危機は一先ず去ったのではないでしょうか。
最新の黒点数の変動を示しておきます。国立天文台太陽観測所 の資料です。
http://solarwww.mtk.nao.ac.jp/jp/activity/rn_cycle_plot201601.png