神奈川県横浜市鶴見区
ながとも接骨院です。
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先日
肩甲骨の動き について記事をかきました
今日は、肩甲骨からすこし範囲を広げて
胸郭(きょうかく)
の動きについて書いてゆきます。
胸郭とは
以下のように 背骨 肋骨
で構成される部分で
この中に肺や心臓などの重要臓器が入っています。
呼吸の時の肺の動きは
・息を吸うときに膨らみ
・息を吐くときに縮む
この二つの動きで呼吸が成り立っているわけですが
肺は自分自身で伸びたり縮んだりできるわけではないので
肺の周り
・胸郭の動き
や
・横隔膜という呼吸専門の筋肉のうごき
により動くようになっています。
また胸郭の部分は、呼吸以外にも運動の際にかなり大きく動きます。
この胸郭の柔軟性は
年齢とともにだんだんと低下してゆきます。
その結果
お若い世代の方が手を上げると
上のイラストのように胸郭は柔軟に動き、肩の動きに伴って形を変え、肩の動きをサポートしているのに対し
年齢を重ね胸郭が硬くなってくると
このように
肩の部分のみで上げるようになります。
※個人差あり。
こうして、肩の関節のみに力やストレスが集中するようになると
筋肉の挟み込みがおきたり、関節の変形が起こったりする原因になります。
このような例から見ても
胸郭の動きを柔軟に保つことは
とても大切
なことがわかります。
では
胸郭の動きを柔軟に保つにはどうしたらよいのでしょうか
当院では以下のような体操をお伝えしています。
①背骨がしっかりと反れるようにする体操
座った状態で背中をそらします、
手は腰から背中のあたりに当てます。
自分の筋肉の力でそることで
人に無理やり伸ばされるよりも自然な形で柔軟性を獲得することができます。
②丸めたタオル使って伸ばす体操
仰向けに寝た状態で行います。
バスタオルを丸めて、背中に入れます。
10秒から20秒ほど伸ばします。
上記二つの体操では、背骨の間の関節を動かすようにしています。
背骨を細かく見ると
骨の間に
・椎間関節(ついかんかんせつ)
・椎間板(ついかんばん)
という組織があり
一つ一つの骨の間に少しずつ可動性があるのですが
意識的に使うようにしないと
どんどん硬くなってしまうため
意識的に動かしてゆく良いでしょう。
③からだの前側の柔軟性を出す体操
腹筋やおなか周りの筋膜を伸ばします。
④肋骨の間の筋肉をケアする
肋骨と肋骨の間には
呼吸を補助している筋肉があります。
この筋肉が硬くなることにより、胸郭の動きが低下しますので、
以下の方法でケアをします。
両手の指を 肋骨と肋骨の間に置くようにして胸に当てます。
そこから深呼吸をします。
・吸う時に、自分の指でかるく肋骨を引き上げるようにする。
・吐くとき、先ほど上げた分しっかりと戻す。
このようにして、肋骨の上下運動をサポートすることで
胸郭の動きを良くすることが出来ます。
③最後にねじりを加えます。
図のように
右手を外に回すときに
左手は反対側に回すように
続いて
右手を内側に回し
左手は外に回します。
すると、胸郭には左右反対方向の力が加わり、伸ばすことができます。
以上のような方法で胸郭周りの柔軟性を出すことができます。
※行ったときに痛い方や、けがをしている方、不安のある方は行わないでください。
最後までお読みいただき有難う御座いました。
今後もお体にまつわる情報を更新してゆきます。
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