セッション5「インテリジェント化するモビリティ」 | 億の細道

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果報は寝て待てというけれども、どうですかね?

セッション5「インテリジェント化するモビリティ」

パネリスト
二見 徹 氏
日産自動車株式会社
電子技術・システム技術開発本部
企画・先行技術開発本部 技術企画部
総合研究所 研究企画部
エキスパートリーダー
講師略歴

1981年
東京大学 工学部電子工学科卒業
1981年
日産自動車株式会社入社
中央研究所にて車載電子システム研究を担当
1987~90年
電子設計部 車載電子システム開発を担当
1991年
ITシステムの企画・開発を担当
2005年
IT&ITS開発部 IT&ITSシステム及びEV-ITシステムの企画、開発を担当
2014年
IT&システム技術開発部、技術企画部、総合研究所において、
Connected Car戦略を担当
2015年
現在に至る
受賞歴:1999年 SAE(米自動車技術学会)最優秀論文賞受賞

パネリスト
ティン・ハン・リウ 氏
オープンソースビークル 共同創業者 兼 CEO
講師略歴

イタリア生まれ。同族企業Italchina社を創業。同社はGiugiaro、Cagiva、Ducati、MV Agusta、AGVなどのクライアントと協力して、注目すべき移動体プロジェクトに取り組んできた。彼とその父・フランシスコ・リウは、ジョルジェット・ジウジアーロにより美しくデザインされ、大部分の部品をアジアから輸入して製造されたコンパクトな電気自動車のプロジェクトチームMyCar by Innovechに参加した。

彼は起業を支える生態系やソーシャルメディアやイノベーションを理解するため、2008年にシリコンバレーに移住した。その後、そのノウハウをイタリアに持ち帰り、Webパフォーマンス・マーケティングの会社Seolab.itにソーシャルメディア部門を創設した。そこで、彼はグローバル企業であるベネトン・グループ、フォックス、キンバリー・クラークなどのトップクラスのクライアントを相手に仕事をしてきた。また、Gruppo Espresso傘下のイタリア最大の日刊紙La Repubblicaに対し、レストランのポータルサイトCityfanの買収計画を手掛けた。

彼はまた、ミラノのサムスンやトリノ大学やIED(国際高等教育ネットワーク)などの教育機関にて教育活動を行っている。IEDはデザイン、ファッション、視覚コミュニケーション、創造産業などの教育機関である。彼はまたIULM大学、トレント大学、トリノ大学にて修士レベルのソーシャルメディアマーケティング、オンライン戦略、起業家精神2.0、ニューモビリティをテーマに教育を行っていた。

彼はOSVehicle社の共同創業者であり現在同社CEOである。同社は、電気自動車のオープンソースのハードウエア・プラットフォームと起業家、設計者、エンジニア、メーカー、ファバー、投資家らに向けたエコシステムを開発する新興企業である。メディアはOSVehicleを「車版イケア」とか「車版アルデュイーノ」、「電気自動車のアンドロイド」などと説明している。またワイアード、ブルームバーグ、ハフィントン・ポスト、トップギア、フランス・テレビ、メーカー・フェア、ネクスト・ベルリン、TEDx、ローランド・ギャロスなどのメディアが、OSVehicleを特集記事で扱った。

パネリスト
クリス・ロバーツ 氏
仏パロット JPAC地域担当バイス・プレジデント 兼 マネージング・ディレクター
講師略歴

クリス・ロバーツは、2006年Parrot社にマネージング・ディレクターとして入社、英国での事業を担う子会社を立ち上げました。在職期間中、同社の事業は発展し、市場リーダーとしての存在にまで成長しました。2009年には、フランス・パリのParrot社本社を拠点とする、欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域のバイス・プレジデントに就任し、同地域のアフターマーケット事業と子会社を統括しました。2012年から現在までは、世界の新興市場開発戦略の一環として、Parrot社のJPAC地域担当バイス・プレジデント兼マネージング・ディレクターを務めており、日本、オーストラリア、ニュージーランド、太平洋諸国の市場において指揮をとっています。

モバイル通信と家電の分野において25年の経験を有し、欧州地域とアジア太平洋地域を対象に、ジェネラル・マネジメント、セールス&マーケティングの事業開発、技術、経営に携わってきました。

ロバーツは18歳の時に、カーオーディオ、モバイル通信システム、モバイル電子システムを専門とする新興企業を英国で設立し最高経営責任者(CEO)として同社を成功に導きました。自ら設立した企業の合併に成功した後、オーストラリアに移り、その後の10年間は、アジア太平洋地域において車載用モバイル・エレクトロニクス企業で、多数の上級管理職を歴任しました。

ロバーツは、アデレード大学(オーストラリア)で経営学修士号(MBA)を取得しており、戦略マネジメント、グローバル・ブランディング、業績向上の分野で、優れた成績を残しています。2005年には、アデレード大学より、経営管理部門で最高の成績が評価されました。

パネリスト
谷口 恒 氏
株式会社ZMP 代表取締役社長
講師略歴

制御機器メーカで商業車向けABSの開発エンジニア、商社で技術営業を経験の後、ネット上でのコンテンツ流通会社設立などを経て、2001年にゼットエムピー(現ZMP)を創業。2004年家庭用二足歩行ロボットnuvo、2007年自律移動機能を持つ音楽ロボットmiuroの発売を経て、2008年より自動運転や高度運転支援技術の開発用車両RoboCarシリーズを開発。2009年より製品販売を開始し、国内外の500以上の自動車関連企業や大学等研究機関へロボカーやセンサシステムを販売。
2014年からは総合ロボット会社として、あらゆるもの・産業にロボット技術を応用し、イノベーションを創造するRobot of Everything戦略を開始。インテルと共同開発をしている自動運転用コンピュータ(IZAC)や、人の目を超えるインテリジェントな車載カメラRoboVisionの開発に注力。さらに、物流支援ロボットCarriRo、心臓見守りクラウドサービスheartomoの開発など事業領域を拡大している。2015年からは建機や農機など多種多様な機械に事業を広げ、5月からは投資先パートナー企業とビッグデータ解析・ソリューション製品開発に乗り出す。2020年のオリンピック、パラリンピックに向け、「ロボタク」構想を発表。ロボット及び自動車で培った自動運転技術を応用し、Robot of Everythingを加速させている。