1896年のアテネでの第1回近代オリンピックから正式種目であるグレコローマンレスリングの語源は、ギリシャローマ時代のレスリングという意味であるということは、レスリングに関わりのある人ならお分かりだと思います。 


 でも実際のルーツを辿ってみると面白く、文献などで調べてみると19世紀中頃にフランスで始まったプロレスにあるようです。


 もちろんレスリング自体は人類の文明とともに世界各地で様々な形式で発生して行われていたようで、それが世界最古の歴史を持つスポーツと言われている所以ですが。 


 しかしながら近代オリンピック以降の、スポーツとしてルールを整えたアマチュアレスリングとしてのグレコローマンの歴史は、フランスでのプロレスから始まったということが非常に興味深い。


 アマチュアレスリングのルーツがプロレスというと意外な感じもしますが、プロレスもグレコローマンの醍醐味も豪快なスープレックス。 


 そしてグレコローマン発祥の国のフランスですが、決してずば抜けた強豪国ではないけれど過去にオリンピックチャンピオンや世界チャンピオンが何人も輩出された伝統があります。 


 その中でも、私の選手時代の同じ階級の世界のトップレスラーでアトランタ五輪グレコ68kg級銀メダリストのガニ・ヤロウズの動画を見つけたので、もちろん見逃さなくチェック。
  

相手は日本の三宅選手だけど、この当時は私にとって大きな壁だっただけに、三宅選手がこんなにも簡単にリフトされてしまうなんて!?と驚きましたね。


このリフトは憧れて何度も練習したけど、残念ながらモノに出来ませんでした(笑)
    

相手もオリンピックチャンピオンだけど、見事にリフトアップ。

 

残念ながら彼とは試合したことはなかったけれど、憧れの選手でしたね。 


 グレコ最高!