「怪我はしないんですか?」
と昔からよく聞かれてますが、実際私は身体が固いにも関わらず怪我は少ないほうでした。
「なぜ身体が固いにも関わらず怪我が少なかったのか?」
その答えの前にまず怪我をした時のデメリットと言えば、試合前や試合中だと
⚫︎単純にパフォーマンスが落ちる。
⚫︎競技が継続出来なくなる。
というわけで当たり前だけど自分の力を全部出すことができなくなって試合に勝つ確率がグーンと下がります。
また、試合期間が空いている時でも、
⚫︎練習出来なくなる=実力が伸ばせない。
というわけで、競技者にとってみたらパフォーマンス発揮や実力養成という面では明らかにマイナスとなりますね。
では、本題に戻るとしてなぜ怪我が少なかったのか?
私自身身体が固いことは自覚してたし、決して器用ではなかったからこそ、怪我の原因を根本から見つめ直して、改善することを心がけていました。
ここで身体を柔らかくするというのも一つの手だけど、柔らかい人ってギリギリまで柔軟性に頼った防御をするので意外と怪我のリスクが高くなったりするし、「怪我をしない!」ということがゴールになってしまいます。
それなので、私は逆にもっと根底から考えて
⚫︎相手の技に対しての反応を出来るだけ早くして、技をまともに喰らうことがないようにする。
(相手に力を極力出させず、自分だけが力を出せるような技術、戦い方を身につける。)
⚫︎当たり負けしないように筋力トレーニングで身体づくりをしっかり行ってフィジカルを徹底的に強化する。
⚫︎練習で相手の技がまともに入ったと思った時は決して無理しないで喰らうようにする。
(後で技を喰らった時はなぜ喰らったのか?原因を見つめ直して技術、戦い方の改善を図る)
⚫︎集中力がなくなって100パーセントの動きが意識出来なくなったら練習を継続しない。
(もちろん集中力がなくなるまでは、出来るだけ負荷の強い練習を多く続けられるようにすることが重要)
⚫︎ウェートトレーニングを行う際にも出来るだけ正しい身体の使い方で、フォーム、リズム、負荷に留意して追い込む。
すなわち、競技者である限り「試合で勝つ!」というゴールに向かうことを最優先に物事を抽象的に捉えていくと、必要な具体策も明確になって怪我の根本から防いでゴールに向かって進んで行きますね。
これが怪我の治療をいかに良いものにするか?ということに目がいってしまうと結局怪我と治療の繰り返しで、競技者のゴールである「試合で勝つ!」という方向に進んで行きません。
もちろん怪我の治療というのは大事だし、今はとても良い方法がたくさんありますが、この部分は一番最後に考えていかなければならない部分で、まずは抽象的な思考で進んで行くほうが大事ですね。
例えば風邪や病気の予防と一緒で、かかってから治すのではなく、かからないように常に食習慣、生活リズムを見直した方が、体型も維持できるし、仕事もはかどるし、物事全体が良くなります。
そういう中で必要な具体策(バランスの良い食事、睡眠、ストレス発散方法)を選択していけばいろんなことが良くなるという理屈です。
したがって物事を抽象的に捉える抽象思考が出来ると、結果的に良い方向に進むためのいろんな良い具体策も見つかるという流れになるんです。
抽象的と具体的、反対語だけど、抽象思考ができるとゴールに向かって必要な良い具体策がバンバン出てくるから面白いですね。
⚫︎怪我をしなくなる!
⚫︎試合で勝つ!
⚫︎フィジカルが強くなる!
⚫︎技術力が上がる!
⚫︎スタミナがつく!
⚫︎良い戦術を身につける!
⚫︎体重コントロールが上手くなる!
⚫︎年齢が上がっても勝てる!
思考を変えるとこれらのこと全てがつながって向上するし、ゴールに向かって確実に進んで行きます!
今日は今Facebook上で展開してるWEB講座「凡人がオリンピックメダリストになるための大逆転思考術」の4回目の撮影でした。
今回はオリンピックでの戦術、シュミレーション、体重コントロール、計量後のリカバリーなどをみっちり話させていただきました。
講座はまだまだ続いていきますし、WEB講座なので何回でも視聴できて場所の制約がないので途中参加したい方もお待ちしております!
しかし今まで話しだことがないところまで「勝つための方法」をとことん話させてもらって、毎回の撮影が本当楽しいですね。