“俺がやらねば誰がやる!”



というわけで、前から構想を練っていた小学生のグレコローマン選手権大会ですがこのたびSUPLEXさんにご協力いただき11月12日(土)に山梨県の韮崎工業高校にて開催いたします。



この大会で私はルールを監修し、大会実行委員長を務めさせていただきます。



●子供にグレコ?


●危なくないの?


●ルールは?



と思うかも知れませんが、あくまでグレコローマンレスリングの底辺拡大と技術力アップを目的としていますので、ルールは全国少年少女レスリング連盟の統一ルールに基づき、安全かつグレコローマンの魅力を味わえる特別ルールを考案いたしました。



参加資格ですが、小学4年〜6年の男子で階級も各6階級に分け、学年別の全18階級に設定しました。



ルールについてですが、グレコローマンならではの胸と胸を合わせた反り投げや、グラウンドからのリフトアップしての投げ技は頭から落ちる危険性もあるため禁止とし、全てノーポイントとなります。
※胴タックルで倒されそうになったり、首投げを喰らいそうになった時に、倒れこみながらも背中がつく前にカウンターでの横捨て身っぽい後ろに返す投げ技は有効で2点。



但し、反り投げやリフト技というのはグレコローマンの醍醐味であるし、高度なテクニックのため相手を持ち上げて完全にコントロールした場合、ビックポイントを与えることにします。



例えば四つ組や両差しから反り投げに行く体勢で胸に乗っけて完全に相手の身体を浮かしてコントロールしたと見なした場合は3点。



スタンド状態でバックについたり胴タックルに入って相手の身体を持ち上げて完全にコントロールしたと見なした場合3点。



また、グラウンド状態から一気に相手をリフトアップして完全にコントロールしたら4点。



グレコローマンならではの大技は相手の身体を浮かしたり持ち上げて完全にコントロールすることが重要なので、安全面と技術力アップを考慮しこの特別ルールを採用することにしました。



他は基本的に全国少年少女レスリング連盟のルールに基づいているので、テイクダウンしてバックに回り込んだら1点、一本背負いや首投げ、胴タックルでデンジャーポジションの体勢に持ち込んだら2点でそのまま5秒押え込んだら3点となります。



高学年なので2秒間のピンフォールを採用して、ブリッジしたり危険な体勢になったらすぐに止めてスタンドから再開となります。



ローリングは2回まででがぶり返しも2回まで、10点差でテクニカルフォールとなります。



禁止事項としましては、もちろん下半身を使う、または直接触れる攻撃はもちろんノーポイントでスタンドから再開。



また下半身を使う、または直接触れる防御に対しては1ポイントコーションのペナルティを取り、スタンドならスタンド、グラウンドならグランドで再開します。



ちなみにコーションは2回で失格となり、場外に一足出た場合、相手に場外ポイントとして1点が入ります。(押し出しはノーポイント)



これはフリースタイルとの差別化をはっきりさせ、下半身を使わないことをしっかり覚えてもらうのと、場外に出ないで中でレスリングをすることを目的に、統一ルールにはないペナルティを設けることにしました。



ルールは大会前に講習会を開いて細かい部分も詳しく説明しますが、審判、選手ともにある程度試合の経験があれば誰もが取り組むことができると思います。



●俺はフリースタイルではあの子に勝てないけど、グレコなら勝てる。 


●オリンピックを見てグレコローマンをやりたくなった。


●将来グレコローマンをやりたいので早くから取り組みたい



というキッズレスラーは是非参加して下さい。



11月12日(土)は、記念すべきキッズグレコローマンのスタートとなる日なので、多くのキッズレスラーの参加をお待ちしております。