皆さんこんにちは
2023年も残すところ一週間ですね
大掃除などバタバタする期間ではありますが、体調に気を付けて新年を迎えましょう
さて今回は新年一発目の献立にも提供される、「おせち料理」のお話し
新年を迎えたタイミングでおせちを食べるのは、一体どのような意味があるのでしょうか。
おせちの名前の由来
おせちの由来は「お節供(おせちく)」「節会(せちえ)」という言葉です。その歴史は古く、稲作が全国に広まった弥生時代には、収穫に感謝して神様へお供え物をするという風習が生まれたと言われています。
古来、季節の変わり目などに祝い事をする日は「節日(せつにち、せちにち)」と呼ばれていました。奈良時代には、節日に宮廷内の行事として「節会(せちえ)」が始まり、祝宴で神様に供える食べ物のことを「お節供(おせちく)」と呼ぶようになりました。
「お節供」が民間に広まるようになったのは、節日が祝日として定められた江戸時代のこと。
やがて江戸時代の終わりから明治時代にかけて、現在のような重箱に詰める形に定着したと言われています。 長い歴史の中で少しずつ現在の形に近づいてきたおせちですが、重箱に入った「おせち」が実際に庶民の間で定着したのは第二次世界大戦後であり、わりと最近です。
また、神道においては、神と人が共に飲食することを「神人共食(しんじんきょうしょく)」と言い、さまざまな祈りや願いを神様へ伝えるための大事な行為であるとされています。正月に家族で集まっておせちを食べるのは、こうした神事につながる行いでもあります(※諸説あり)。
重箱に詰められている食材にはそれぞれ無病息災や子孫繁栄、五穀豊穣など様々な意味が込められています
地域性のある食材もあるため、ご自宅で出てくるおせち料理を見ながらぜひ調べてみてくださいね
今年一年もありがとうございました
来年もどうぞよろしくお願いいたします
参考文献