今日から3日間、所属する"警察委員会"の県外調査です。


初日の今日は広島県警本部で最新式の総合通信指令システムの概要及び総合通信指令室での運用状況についての調査。


広島県警では、近年増加している110番の受理件数に対応する為に、今年3月に最新式の総合通信指令システムを導入しました。


AI(人工知能)を活用した110番通話音声の自動テキスト化(文字起こし)や地図連携などの機能の導入


110番を受けて現場に駆けつける警察官の通信機器も強化。具体的には、警察官が凶悪犯などに対峙した場合に無線機で応援要請すると、胸に装着した通信機器に内蔵されたカメラの撮影が自動で始まり、現場の状況を通信指令課や各警察署が映像や写真でリアルタイムに共有できるようした。

また、パトカーには、360度映像を記録できる全方位カメラを取り付けました。


他にも110番通報が集中しやすい災害や大きな事故を想定し、パソコン1台で2回線受理できる機能も加えました。


こうしたいくつかの改めて機能を加えた最新式の総合通信指令システムを導入することにより、初動警察活動の強化を図ることができ、迅速な犯人検挙や災害対応の強化に繋がり、それは県民の安全や安心に繋がります。


愛知県警においても、110番通報者が所持しているスマートフォンを使用して、事件・事故等の現場を撮影した映像及び画像をウェブブラウザを通じ、通信指令室においてリアルタイムで視聴することができる110番映像通報システムを導入しました。


通信指令室は、愛知県内からの110番通報を全て受信して、管轄警察署、パトカーに事件・事故等の発生を知らせ、的確に対応させるための指令を行うところです。

事件解決の鍵は"素早い通報"とそれに応える"初動"にあります。


総合通信指令システムの更新は概ね6年毎に更新していますが、最新の情報通信技術(ICT)や人工知能(AI)を活用した、その時の最高の技術レベルの総合通信指令システムにして、省力化や合理化、何より、初動警察活動の強化を図り、迅速な犯人検挙や災害対応が図られるようにするべきだと思います。


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