愛知県には"愛知県農業の技術開発拠点として「愛知県農業総合試験場」があります。
「愛知県農業総合試験場」には管理部、研究戦略部、普及戦略部、環境基盤研究部、作物研究部、園芸研究部、畜産研究部、東三河農業研究所、山間農業研究所の9の部門で組織されています。
このうち主に稲、麦、大豆の試験研究などを行っている「作物研究所」には"作物研究室"と"水田利用研究室"があり、この"水田利用研究室"は安城市にあります。
今日はこの"水田利用研究室"にお伺いし、業務内容や農業全般についてなどいろいろとお話しを聞いてきました。
"水田利用研究室"ではおもに「稲、麦、大豆の種子(原種)の生産及び配布」とが「水田利用の試験研究」を行っています。
こちらでは生産現場で使われる水稲17品種、小麦2品種、大豆1品種の原種を生産しており、愛知県の稲作付面積の約95%、麦作付面積100%、大豆作付面積の約50%の作付けに要する優良種子の供給が行われています。
また、水田利用の研究では"きぬあかり(小麦)"の生育に応じた施肥法で成果を出しています。
そしてこれらの原種生産や研究を隣接する圃場(水田や畑)、つまり安城市内で実際に行っています。
見た目は普通の水田と畑なのでなかなか気づかないと思います。
正直、安城市で活動しながらも初めてこの水田利用研究室と圃場にお伺いしましたが、はやり現場だからこそ知りうること、感じることはたくさんあり、改めて現場の大切さを実感。
何よりこの水田利用研究室の果たす役割、今までの成果などを改めて知ることができたのは大きな"収穫"です。
#永田あつし
#安城市