全国的に新型コロナワクチンの高齢者接種が本格化したと報じられていますが、安城市においても5/10に接種券を送付し、到着次第、随時予約、接種がスタートし、いよいよ高齢者の接種が本格化しました。

安城市においてはまずは地域の診療所等で行う「個別接種」から開始しています。

ニュースになるような事件や一部診療所で行列ができたたり、コールセンターにも問い合わせが増加したり、集団接種会場に直接来られたりなどを聞いていますが、"大きな"混乱は起きずに予約や接種が開始できたのではと聞いています。

犯罪行為は論外として、もちろん若干の混乱や戸惑いなどはあるかとは思いますが、こうした"初めて"の事には若干の混乱は時に事務的なミスはつきもので、必ず大なり小なり起きるものです。

もちろん、多少でも不安を持たれたり混乱された方には申し訳なく思いますし、混乱は最小に、ミスもないに越した事はありませんが、まずは、広い心で落ち着いて、冷静に対応いただけたらと思います。

全国的に"混乱"と言われるひとつには、ワクチンの供給に対する、情報発信不足からくる不安や心配があるかと思います。

前にも申し上げましたが、ワクチンの接種にはワクチンの「供給体制」と「接種体制(打ち手)」の問題があります。
供給体制は国、接種体制は各地方自治体の責任問になりますが、当初はワクチンが地方に供給されていないことが問題視されていましたが、今は、自治体が要求する量が、ほぼ潤沢に供給されるようになっていますので、この供給体制についてはほぼ問題ないかと思います。

安城市においては、既に、現時点で、約48000回分のワクチンが実際に供給され、順次接種と保存されていますし、今月中には、プラス約16000回分が供給される予定で、5月中に合計で約64000回分が供給されます。

安城市には高齢者が約42000人いますので、ひとり2回接種で目標である7月末までに約84000回必要ですが、既に5月中に必要量の約75%が供給され、今後6月、7月の供給を考えれば、常識的にはワクチン供給についてはほぼ問題ないと思います。

ちなみに、各自治体によって、供給量が違うという声を耳にしますが、ワクチン供給については、基本的には各自治体の要求量に対して国がその要求にほぼ準じて、供給してくれていますが、つまり、国が配分をしているというより、自治体の要求量に対して応えてくれており、自治体の要求量の違いによるものかと思います。

安城市の場合は保存できる量と日々の接種量を計算、想定しながら、保存と使用とのバランスでどれだけ、ストックできるかなどを計算しながら要求しています。

接種体制については各地方自治体の責任と言いましたが、言い換えれば、こうしたワクチンの入手も含めた接種体制については地方自治体の腕の見せ所となり、良し悪しは別にして地方自治体の能力やマンパワーなどによって差異がでてくることだとは思っています。

安城市ではまずは5月は個別接種から開始し、6月から市内3ヶ所での集団接種を開始する予定ですが、

ワクチン供給がなされた後の「接種体制」についても、安城市では、私の試算では、
5月
個別接種約12000回
6月
個別接種約25000回
集団接種約13000回
7月
個別接種約25000回
集団接種約20000回
(※7月の接種は6月まで接種状況による)

と、高齢者接種分の84000回については、7月までに接種が完了する体制が整っています。

つまり、安城市においては、ワクチンの「供給量」もまた、ワクチンの「接種体制」についても、大きな問題はありません。
7月末までには希望する高齢者にはほぼ全員に接種ができるものと思います。

報道などが全国的な"混乱"を報じる為、混乱報道が混乱を生んでいるところがありますが、少なくとも、安城市においては、現状、供給体制も接種体制も大丈夫ですので、まずは、落ち着いて冷静にご対応頂ければと思います。

尚、安城市における集団接種については、

接種開始:6月6日(日)から毎週土日
接種会場: へきしんギャラクシープラザ(文化センター)、北部公民館、明祥プラザの3箇所
になりますが、

「予約」については、

6月2日(水)午前8時30分から
予約受付開始されます。

市コールセンター(0566-91-3567)へ電話予約

または

予約専用サイトでのWEB予約
(今はまだリンクができていません)

予約サイトのリンクはまだアップされていませんが、予約専用サイトの入力手順はご覧頂き、あらかじめ準備等をして頂けたらと思います。

いずれにしても、繰り返しになりますが、まずは、正確な情報のもと、落ち着いて冷静にご対応頂けたらと思います。

また、一方で何か問題や不都合などがありましたら、ご連絡頂ければと思います。

私どももワクチン接種か順調に進むようにするととも、ワクチン接種は強制ではなく本人同意、自由意志であることが大前提のもとではありますが、できる限り安心して多くの方が接種してもらえるように、安全と安心感を提供しながら接種勧奨していきたいと思います。