へきしんギャラクシープラザ(安城市文化センター)で開催された「安城市地区防災計画説明会・講演会」に会場が見える会派の部屋から、新型コロナ対策のため推奨されている"オンライン視聴"により参加しました。

平成23年に災害対策基本法が改正され「地区防災計画」の考えが新たに創設されました。

これは東日本大震災を教訓に、地域住民の視点や地区の特徴などをいかした地域住民主体の「共助」による助け合いなどで災害に備える計画で、地区防災計画はいわば「地区の自助・共助の計画」です。

安城市では今年5月には安城市地区防災計画策定の手引きを策定しますし、地域のワークショップに参加し支援したり、また、モデル地区を3地区決めたりとこの地区防災計画の策定を支援・推進します。
こうした中で地域防災力の強化と同時に市と地域の情報共有や連携を強化を図ります。

災害から身を守るためには、まずは自らが災害に備える「自助」が重要であり、またもちろん行政などの「公助」も必要ではありますが、東日本大震災をはじめ近年の大規模災害などこれまでの実際の災害において、避難や救命救助などで地域での助け合い・支え合いの「共助」が大きな役割を果たし、実際に多くの支え合いにより災害を乗り越えてきました。
地区のみんなが助かるためには共助は欠かせませんし、共助の力を強くすることがとても重要であり、この地区防災計画の策定は大切なことです。

ただし、決して、地区防災計画を作成することがゴールや目的ではありません。

計画作成や計画の実施を通じて、地区の不安や課題を整理し、何ができるかを皆さんで話し合い、準備・対策・訓練を行うことが重要です。

地域の方が主体的に協力しながら自ら考えこの地区防災計画を作っていく中で、地区の皆さんが改めて地域防災について、そして地域の将来、未来のあるべき姿などを考えることにより、防災力とともに地域力の強化と地域の絆が固く強くなることを願っています。