安城市における新型コロナウイルスワクチン接種に関して、少しずつですが、まずは"高齢者"への接種から接種体制がわかってきました。

まず、以前にもお伝えしたように、安城市では、「集団接種(特設会場)と個別接種(医療機関)を"併せた"接種体制」を予定しています。
最近では報道などでは"練馬モデル"と言われる体制です。

特に高齢者接種では、医療機関での個別接種のが集団接種より多くなるのではと思われています。

これは大きな理由のひとつには、高齢者は基礎疾患等ある方が多く、かかりつけ医などがある方が多い為、高齢者の健康や病状などをよく知るかかりつけ医が接種することが安全、健康の面からもまた予診などの効率性からも望ましいからです。

安城市の現在の計画では、まず4月から医療機関の個別接種からスタートします。

そして5月から土日に集団接種がスタートし、個別接種との併用体制になります。

集団接種会場は前に推測としてお伝えしたように、北部、中心部、南部のの市内3ヶ所。

「北部公民館」
「へきしんギャラクシープラザ(文化センター」
「明祥プラザ」
の3ヶ所になります。

繰り返しになりますが、
接種開始の4月は医療機関での個別接種からスタートし、

5月は平日は医療機関での個別接種、土日はこの3ヶ所での集団接種になる予定です。

接種できる医療機関はまだ調整、協議中で公表できる段階にありませんが、国から送られてくるディープフリーザー(冷凍庫)の数からの推測すると、約50ヶ所前後になるのではと思われます。

予約は医療機関での個別接種については、直接医療機関へ、集団接種については市のコールセンターへの電話予約とネットでの予約ができるようにする予定です。

各種相談や予約する"コールセンター"は「3月8日」から開設予定です。

コールセンターの電話番号は"3月1日号"の「広報あんじょう」に掲載される予定です。

また、詳細な接種日程や接種体制は随時ホームページで情報提供していく予定です。

3月には接種券が送付され、その頃には、接種スケジュールや接種体制もきちんとしたものを明らかにできるかと思いますし、そうすぶきかと思いますが、現状、国からのワクチン供給の具体的なスケジュールや計画が示されていないので、現場でも接種体制等が確定できていない現実があります。

安城市では65歳以上の高齢者が約42000人いますので、2回の接種、84000回の接種を2〜3ヶ月以内で接種することになります。
3ヶ月以内で接種としても、84000÷90日だとすると、平均で900〜1000人/1日、7000人/1週、接種できる体制が求められらることになります。

まずは高齢者の接種がより早くより多く方々に問題なく接種できる体制の構築が求められています。

私はこうしたきちんとした接種体制の構築と共に、現状、高齢者の中でもよりハイリスク者となる、より高齢の75歳以上の後期高齢者の優先接種と、安城市でも発生しましたが、全国的に高齢者施設でクラスターが多発していることなどからも、高齢者施設で接種する場合などをはじめ、高齢者施設に従事する介護従事者も高齢者と同時に接種することができるようにと現在、市に求めています。


尚、ワクチン接種に関して重要なことですが、高齢者や一般など全ての方を含めて、ワクチン接種は"強制"ではなく、あくまでも"ワクチンの効果と副反応のリスクなど双方に理解した上で"「自らの意思、同意の上」で接種するものです。

そうした大原則の上で、私個人としては、ワクチン接種が個人の感染や重症化防止並び集団免疫など感染を収束させ、生活や社会経済を守り正常化させる為に大きな効果を果たすのは間違いないことから、強制ではなく自らの意思、同意の上の大原則のもとではありますが、理解をして接種をする方向で考えて頂けるようにしていく必要があると思っています。

ただ一方で市民にはワクチンに対する不安や心配があるのも事実であり、こうした不安を除去し、安心感を与えていく為にも、ワクチンの効果、副反応など安全性や有効性などの正確で、わかりやすい情報提供、情報発信、情報公開が必要であり、同時に丁寧、誠実な相談窓口や対応、市としての接種体制の強化など、多角的な「安心感」や信頼を得ていくことが重要です。

国や県と連携しながら市民に安全性や有効性を理解してもらい、同時に安城市としては市民に「安心感」を与えていくことが、ワクチン接種を成功させていく肝だと思っています。

更には申し添えれば、ワクチン接種に関して
接種した人と接種していない人で、そこに差別や偏見、誹謗中傷、対立、分断することだけは、全く無意味であり、最もするべきことではありません。
同時にワクチンの安全性や有効性で論じ合いそこで無駄な対立、分断が生じることも意味がありません。

ワクチン接種で社会が対立や分断が起きずに、国民の理解や協力により、早くより多くの接種を望む方への接種ができることを願いつつ、私の立場でもそう務めていきたいと思います。

尚、私自身の接種については、ひとりの国民として、自分に当てはまる順番や接種時期(基礎疾患の有無)で"率先的""積極的"に接種するつもりです。

これからも引き続きワクチン接種について、情報提供、発信していきたいと思います。