社会福祉協議会へ。

コロナ影響への“生活支援"や"生活再建"として、"生活福祉資金貸付制度"の緊急小口資金及び総合支援資金の状況などを確認。

私自身、社協にお伺いすることが増えましたが、やはり現場で見聞きするとより実態や深刻さが肌で感じてわかります。

ある意味予想通り、予想以上にやはりこの貸付の申し込み件数が増えています。

緊急小口資金については、申し込みの増加から、4月末からろうきんで、5月28日からは郵便局でも申し込めるようになります。

安城市では現在、社会福祉協議会での申し込みだけで約220件、先月がだいたい1日に4件前後だったのが今は約8件くらいと明らかに増えてきています。
昨年度が1年間でゼロ件でしたので、2ヶ月でこの申し込み件数というのがいかに多く深刻かがわかります。

特に最近は外国人が増えてきているみたいです。

この緊急小口の貸付の後は、更に生活支援が必要な方は総合支援資金(20万円×3ヶ月の貸付)に移ってきますが、これもやはり申し込みが増え始めています。

ふたつの申請も手続きや書類などもかなり簡素化されてきており、当初より申し込みがしやすくなっていました。

いつも管理職(課長)と共に現場で対応にあたるこの貸付の担当職員から状況や問題など話を聞きますが、本当に安城市社協の職員の皆さまは相談者に寄り添う心ある対応をして下さっていることが、話をしてると本当によくわかります。

市がコロナに係る住民票発行等の手数料を無料にしましたが、この現場での相談者の姿などから直に対応にあたる社協の職員さんからの声から実現されたものです。

前に投稿しましたが、当初の貸付条件にあった"失業"条件の撤廃も社協職員からの先を見据えた問題提起があったからです。

やはり現場には数字や書面だけではわからない、気づかないことがたくさんあります。

まもなく、ひとり10万円の特別定額給付金の支給が始まりますので、少しこの貸付が落ち着くかもしれません。

ただ、それでも生活や将来が不安、不安定な方は、この貸付を積極的に活用して頂けたらと思っています。
貸付ではありますが、無利子、保証人なしですし、また、償還(返済)が必要な制度ではありますが、ただし、償還時においてなお所得の減少が続く住民税非課税世帯の償還(返済)を免除することができるとされているなど、やむを得ない事情で返済が難しくなった場合は、償還(返済)の猶予や免除を申請することが可能です。(具体的な要件については、国において詳細が決定されてから)

ですから、有利子(高利)のカードローンなどからの借入する前に是非、お近くの社協に相談して頂けたらと思います。

また、この貸付制度を受けることが安城市独自の大学緊急奨学支援金事業の支給要件にある公的支援を受けることにもなります。

こうした貸付を始め、生活に困ったりした時はとにかく、まずは社会福祉協議会に相談に行っていただきたいと思います。

安城市社協の職員の皆さんが親身に寄り添った、温かい心ある対応をしてくれます。

今日はそんなある職員からの
「いつも労っていただきありがとうございます」
この一言が私自身の心を温かくしてくれました。