【安城市の追加の緊急経済対策】

安城市独自の緊急経済対策(第二弾)が公表されました。

正直、今回の緊急支援は、安城市の"本気度"を感じるものだと評価しています。

今までの安城市は対策が遅い、そして少ない、もので市民の皆さまからも、ご不満、ご批判等がありましたが、こうした市民の皆さまの声、そして今のこの多くの市民も事業者も困っている状況に応えようとするものかと思います。

安城市は今までの方針、姿勢を軌道修正し、いい意味で全市民、全世帯、全事業者を対象にした支援となっています。

総額約16億円
今回はすべて安城市の独自事業です。

内容も市民の声が大きかった"水道基本料金無料"やほぼ全ての事業者を対象とした"事業者の支援"

安城市オリジナルの支援になる大学生等を対象とした"緊急奨学支援金事業"や事業者への"テナント料補助"

など、私自身が先の臨時議会で申し入れたり、これまでも要望、要請してきたことがほぼ盛り込まれています。
これまでの遅れを取り戻す、他市に引けを取らない内容かとは思います。

ただ、厳しく言えば、結果としてこのように対策を行う、予算を使うであれば、なぜ「早く」打ち出せなかったのか、このスピード感の反省やどうしても他市の追従の感は否めななく、このまでに市民の皆さまには不満や不安を与えてしまったことの反省など、せっかくの良いことがタイミングが遅かったことでの、その価値やインパクトや市民の印象などが違うのは事実でたり、そこはこれからの反省、改善していく姿勢かと思います。

更には、市としてはこれで支援の一区切り感を感じていますが、私はまだ他にも、生命を守る為に本当に現場でがんばっている高齢福祉施設、障害福祉施設など社会福祉施設や医療機関に対する支援金や補助金など支援が必要だと思っています。
単なる経営支援としてだけでなく、感染拡大防止など生命と社会生活を守っているこうしな社会福祉施設にもっと寄り添い、支援をすべきです。

飲食店支援もこれで終わりではありません。
飲食店支援は飲食店側のテイクアウト、デリバリー、ネット販売、店舗改修など新しい生活様式に適応する為に係る経費を補助したり、努力や工夫などにがんばりを支援する支援策が今回の支援と共にセットで必要です。

他にも本当に支援を必要とする人などへの対策はまだまだあるかと思いますし、何も予算が伴わないことでも姿勢や方針で支援になることもたくさんあります。

この緊急経済対策第二弾を高く評価しつつ、ただ、これで終わりではなく、これからは真に必要なことを追従ではなく、安城市として先行するくらいの姿勢で実施するように、引き続き求めていきます。

明日の臨時議会ではこの緊急経済対策が審議、議決されます。
もちろん質問の場に立ち、こうした事業がより市民に寄り添って運用されるよう、そして更なる対策、支援に繋がるような、提言等を行う予定です。

●水道基本料金無償化事業 (2億8000万円)
令和2年6月期から9月期までの水道料金の基本料金の無料化

●雇用調整助成金申請支援事業(2000万円)
中小企業者の「雇用調整助成金」や「緊急雇用安定助成金」の支給申請のために社会保険労務士に支払った費用を(補助率10/10)上限10万円補助

●安城プレミアムお買物券発行事業 (2億500万円)
市内の飲食店や小売店等への支援として「飲食店(プレミアム率50%)、商店券(30%)、量販店(10%)」のプレミアム商品券を発行

●中小企業者等緊急支援事業(333,400
市内の中小企業者、個人事業主等で4月又は5月の売り上げが前年同期比20%以上減少し、愛知県の休業要請協力金の対象とならなかった事業者に対して、事業の継続に必要な経費の一部を支援金として交付。
併せて、テナント料を払っている事業者は一律10万円を加算(家賃支援)

●緊急奨学支援金事業 (5000万円)
家計収入激減等により、高等教育が(大学院、大学、短大等)の修学機会が失われる恐れのある世帯に経済的支援として15万円を支給

●給食費無償化事業 709,100
○小中学校へ通う児童生徒の6月~12月、6ヶ月分の(8月除く)給食費の無償化を実施
〜12月までの一人当たりの給食費相当額〜
小学校 30345円(255円×119回)
中学校 34510円(290円×119回)

○3〜5歳児
全ての対象世帯を支援するため、学校給食費の無償化に準じた給付
〜給付額〜
対象児童1人につき25000円