正直、信じられません⋯。

明日から安城市内にあります「東横イン三河安城駅新幹線南口 1」で、新型コロナウイルス感染症の軽症者等の宿泊療養施設として受入れが始まります。

今日はその地元説明会。
18時から開催されています⋯。
が、私は自宅でそのニュースを観ています⋯。

地元、安城市の市議会議員として正式に参加を申し入れましたが、県の担当部署から正式に「断られました」

もっと正確に言えば、市議会には最後まで連絡は何もありませんでした。
だから、自分から市を通して、また自ら県に申し入れをしても頑なに断れました。

何も私だけを出席させてくれと言ってるのではないのです。
数名でも、地元だけでも、市民に一番近い私たち市議は出席するべきだし、させるべきだと思っています。
私の知る限り、市議の参加はゼロ。
市議の参加は認めていないみたいです。
地元の市議すら参加できないみたいです。

そもそも私はこの安城のホテルで軽症者の施設療養施設を受け入れることについては、今のこの非常事態などやどこかで受け入れなければならないことからも是認する立場で、決して反対と会場で騒ぎたてたいわけではありません。

受け入れるからには安全と安心が絶対に確保されるべきであり、それを確認しつつ、しっかり申し入れたいんです。
そして少しでも市民の方々の不安や心配を取り除きたいだけです。

県があらかじめ指名(依頼)した町内会町などをはじめ地域の方々を中心とした約30名ほどにだけ行うとのことです。

もちろん、近隣住民の参加は優先的に必要だと思います。

しかし、私たち市議会議員にとっては、安城市内で受け入れる以上地元であり、もっと市民に近い存在である私たち市議は、市民の不安や心配に寄り添い、少しでも払拭できるよう、安全安心を与えることができるよう、市民を守る責任があります。

それに市民また意見や質問など何かあれば私たち身近な市議に言ってきますし、私たちはそうした気持ちに応えてきてます。

地元の方々の意見や要望も大切ですが、私にも市議としてのこれまでこのコロナウイルスへの取り組みからの知見があり、また違った視点での意見や申し入れたいことがあります。

それは安城市民の不安や心配を少しでも減らし、生命と健康を守りたいからです。

そうした意味でも怒りに近い気持ちで残念でなりません。
こうした時に自分の無力感を感じます⋯。

昨日は大府の入所施設から、男性が陰性が確認される前に「施設から出してほしい」と申し出て、半ば強引に自宅に帰ったばかり。
県は同様のことが起きないよう再発防止策を検討したいと言われるが具体的には?

無症状感染者などは自家用車でこのホテルまで来られることがあるが、途中にコンビニや店など寄り道等することは絶対にないようになっているか?

また、陰性でもまた再陽性に再燃する懸念もある中で、退職時においてもホテルから自宅に戻る時にも、ついつい開放感から寄り道することは絶対にないようなっているか?

そもそも入所者は絶対に外に出れないようになっているか?

入所者の脱出など不足の事態が生じた時などに、迅速に連絡がくる体制、速やかに情報公開、発信する体制ができているか?
逆に地元から何か申し入れたい時などある時の連絡窓口は常時あるか?

入所者の方々が重症化した場合、病院への搬送入院は近い感染症指定医療機関、協力医療機関等になるのか?
その場合安城で受け入れたばかりに、本来安城の方が重症化した場合に入院する病床が脅かされることはあるのか?

感染が収束に向かった際に、重症や中等症の方が入院される指定医療機関に余裕ができてきたとしても、軽症者、無症状者はこのホテルでの療養なるのか?
とすれば、かなり長期間での受け入れになるが、どんな状況になるまで?どれくらいの期間を想定しているのか?

また、閉じる時は安城と大府の施設どちらが先なのか?

大府の入所施設は63床だが、安城のホテルは143床と倍以上あるが、最大何名まで受け入れるのか?
また、入所者は三河の人中心になるのか?

少しでも不安や心配をなくすには、公表できるあらゆる情報の発信、提供、公開が必要だが、常時、何名入所しているかなどの情報はホームページ等で公表してくれるのか?

地元の方々を中心とした三十名での説明会にはなりますが、こうしたことに対して全てまずは、県から真摯で丁寧な説明を、そして地元の方々からの質問や要望に親切丁寧に応えてくれていることを願います。

こうしたことも含めて、とにかく、最大限の感染拡大防止策を講じ、万が一でも不測の事態を生じさせてはなりません。
そして、これからもずっと、周辺住民の皆さまの不安や心配を取り除けられるように、真摯に丁寧な姿勢を持ち続けてくれることを願います。

ただ、今回でも方針決定、報道があってから、時間があったにも関わらず、それまでに丁寧な説明や周知、情報がなく、昨日の公表から今日の説明会、明日の入所とその段取りには疑念が生じています。

そして今日の市議を外し、何かうるさい人を排除し、穏便に形式的に説明会を開催したいという県の姿勢も透けて見えることからの不信感も生じています。

こうした際にはまさに「安全と安心」が必要です。

安全は具体的な感染拡大防止策。
安心は情報公開、発信や市民の不安や心配に寄り添うなど"姿勢や気持ち"が重要です。

そうした意味では正直、残念ながら今日のこの県の姿勢からは「安心感」は感じません。

ただ、少なくとも、強固な感染拡大防止策を講じるなど「安全」だけは絶対に、間違いなく確保してほしいと強く信じています。

長期的な受け入れになるかもしれません。
絶対的な「安全」を守りつつ、地元住民の声や気持ちに寄り添い「安心」を与えられるような施設運営を願います。