新型コロナ対策として様々な対応・対策の要望、要請をしていますが、その中で実施して頂いたものもありますが、一方で実施に至らず"ボツ"になるものも当然あります。

最近では飲食店の自助努力でテイクアウトやデリバリーを実施する事業者が増えてきましたが、こうした飲食店を増やせないか、支援できないかと、こうしたサービスを実施する飲食店に備品購入や経費など数十万円でも補助できたらと、こうした助成制度を3月末には要請をし、当初は実施する方向で検討をしていましたが、最終的には市側の判断で採択されずボツになることが最近わかりました。

コロナの影響を大きく受けている市内飲食店のがんばりや支援を幅広く行えると共に外出自粛など感染拡大防止に繋がると思われます。

同じようなタイミングで同じような助成制度を東京都や岐阜県関市で実施するとのこともあり残念な気持ちと、同時に、要望、要請したことが全て実施できるものではないとわかってはいるものの私の力のなさを申し訳なく思う気持ちもあります。
お隣刈谷市でも一部議員が提案していると聞きますのでどうなるか注目したいとは思います。

ただ、今までもそうですが、実施できたこともあれば、こうしたことがあるのも当然ですので、私がやるべき必要なことは引き続き、"次の手を考え"議会として提案していくことかと思っています。

そうした中で飲食店のテイクアウトについては、民間が中心となって今、大きな面白い動きがあります。
とても心強い動きです。
行政としてはこうした民間の知恵や力、こうした想いを積極的に支援していくべきと思います。

同時に行政としてはこうした民間の動きにより付加価値や相乗効果などを生み出せるかなどを考え、更なる促進策を講じるべきです。

この民間の動きに対しては、行政としては"委託事業"とするより"補助事業(補助額は10割で可)"にすることが望ましいと思っています。
(詳細は割愛しますが)こうした方が、民間の自由で柔軟な発想や動きなどが活かしやすくなるのと、同時に、今回はまずは1事業体が1ヶ所で実施するのではと伺っていますが、補助事業になることで同様のこうした動き、事業が市内の他でも実施することの可能性が出てきます。

市内には飲食店が700〜800店があると言われています。
もちろんすべてがテイクアウトを実施するわけではありませんが、こうした知恵やアイデアを出しながら、今がんばっていると飲食店と、その飲食店を支え、応援したいという方々を支援できるように、市内全域でこうした動きが表れ、支援できるような枠組みにしておくことも行政として本来望ましい支援の姿かと思います。

と、言っても小難しいことではなく、基本民間の力や意欲に委ねる!と覚悟と姿勢を持ち、"補助"にすることを含めて早急に"決断"するだけです。
あとは民の力に任せればいいのです。
とにかくこのことについては今はスピードが求められています。

このテイクアウトについては、こうした民の力を活かす行政の迅速な決断と支援が必要ですが、

同時に危機管理も含めた先を見据えた、もう少し広い視点での対策で言えば、

決して望ましいことではありませんが、今以上に感染が拡大していくことも、危機管理としては想定して、今から検討、準備などそれに備えた対応、対策が必要です。

そうした意味では、今既に起きている問題かもしれませんが、
これからこの地域でも感染者やそれに伴う濃厚接触者が増えていく可能性があります。

感染者や濃厚接触者は当然、外出などできず(してはならず)自宅待機になります。

初期症状など感染疑いだけでも外出等を控えるべきとなっています。

それにそもそも、そうした状況下ではより外出自粛が強く求められ、特に重症化リスクが高い高齢者や基礎疾患を持つ方は外出するべきではありません。

こうした状況になった時、いや、ある意味今でも、"外に出られない"こうした方々の"食"を始め、生活の支援が必要となります。

家族のひとりが感染したら、ほぼ家族は濃厚接触者となり、家族ひとりも外出できない状況が生じます。
一人暮らしの方も同様です。

感染に関係なくとも、高齢者世帯、一人暮らし高齢者世帯も同じく外出できなくなります。

こうした方々に"食"や"生活日常品"を自宅に届ける支援が必要になります。

感染が今以上により拡大すればこうしたにーずや支援がより必要となることが予想されます。

つまり、食事などの"デリバリー"や食材や生活日常品を届ける"宅配"などがより必要になるのではと思われます。

今のテイクアウト支援と共に、先を見据えた次はこうした「デリバリー」「宅配」に特化した対策、支援が必要だと思います。

まずは高齢者世帯を中心に既存の民間サービスを周知することから強化し、同時にこうした事態に備え民間の力、知恵、想いなどを活かせる、事業や支援のスキームを行政としては今すぐにでも検討していくことが必要かと思います。

こうすることで、
「感染拡大防止」と
「外出できない方への生活支援」

同時に

地元の「飲食店や小売店の支援」

そして、一般的な小売業や宅配業と同じように社会経済活動を維持する仕事として、今、失業、休職、内定取消など仕事や収入がない方を中心に希望者する方を臨時的に雇用すれば「雇用・経済対策」にもなります。

こうした状況にならないことを願い祈りつつ、ただ備えと各種支援という両面で検討していくことは必要です。

私がいう、次の手とは、こうした支援や事業のスキームを今から検討をしていくことです。

今日は土曜日。
外出するような仕事はありませんので基本、自宅で巣篭もりになります。

自宅は自宅で、落ち着いていろんなことを調べたり、考えたりすることができます。

身体は安めたいと思いますが、頭は無休でテレワークです。