地元のゆたか保育園にお伺いしました。

もちろん、感染に気をつけた上で、園庭(外)で園長さん、主任指導の先生からいろいろお話しを伺ってきました。


愛知県の緊急事態宣言が発出され、安城市も愛知県の方針や要請に準じて、学校や公共施設の臨時休業や閉館等しています。


基本、県に準じることに大きな異論はありませんが、ただ一点だけ、私の考え方と違うことがあります。


それは「保育園」の開設に対する考え方です。

尚、このことは児童クラブ・学童保育も基本的に同じです。


現状、安城市では県の方針、要請に応じて


「原則、開園」で

真にやむを得ず保育が必要な場合以外は可能な限り登園を控える

になっています。


しかし、私は、この緊急事態宣言が発出された今は、

まずは、「子どもたちの命と健康を守る為、そして保護者と保育士など現場の保育従事者の生命、心身ともに安全確保を図るため」にも、原則を改め


「原則、休園」として

但しやむを得ず業務に従事する家庭、ひとり親家庭などやむを得ず保育を必要とする場合を受け入れる(必要な人は受け入れる)


と、原則の方針を改める必要があると思っています。


私は基本、保育園は「社会経済活動の維持」

の為に必要な施設だと思っています。

ですから、今までの小中学校の臨時休業の時も保育園は通常通りに開園すべきと申し上げてきました。


しかし、今は全く状況が違います。

この緊急事態宣言下においては、まずは子どもたちの命と健康を守ることを第一に、そして保護者や保育士など保育従事者の心身の安全と負担軽減を図るべきで、"必要最小限の保育で対応"すべきと思っています。


この今の

原則、受け入れます。

ただ、できるだけ必要な人だけにして下さいね。


から、

原則、休園です。

ただ、どうしても必要な方は理由を言ってくれたら相談にのって、受け入れます。


てした方が、結果として

保育園に預ける子が減ることにつながる

と、最小限の保育になり、子どもの安全と保育現場の心身の負担軽減に間違いなく繋がると思っています。


もちろん、原則は改めるとしても、必要な方は職業等に関係なくすべての受け入れをします。


開設の原則を改めるだけですが、少なからずと、変化があると思ってます。


こうした少しの変化でも、結果、子どもたちと保育現場を守ることに繋がればと思っています。


今日はそうした想いを持ちながら、現場の様子や声などを見聞きしてきました。


保育現場では、子どもも自分もいつ誰が感染してもおかしくない今の状況の中にあっても、子どもたちを感染から守る為に、日々、最大級の危機感、緊張感を持って、最大限の感染防止対策を講じるなどかなり神経をすり減らしながら保育園を守っています。


同時に消毒作業や今でも休園する子はいるので給食費事務などコロナの影響に関連して通常業務より様々な負担が増しています。


本当に現場の保育士の皆さんは責任感、使命感のもとで必死にがんばって下さっています。

中には自分の子どもをひとり留守番させるなど犠牲にしながら勤務している保育士さんもいます。


今のままでは子どもたちの安全と共に保育現場の心身の疲弊などで、極端な表現になりますが、保育崩壊を招きかねないとまで思っています。


正直、実は今の状況でも安城市全体でも約45%前後預ける子どもは既に減っています。

今日お伺いしたゆたか保育園は半分以上減っています。


しかし、更に、できる限り必要最小限にするべきだと思っています。


期待も込めて、いずれ緊急事態宣言が解除、または収束する日がきます。


その時に、子どもたちが真に安心安全、健全な保育が受けられるように、子どもたちと共に保育園も守る必要があります。


愛知県の緊急事態宣言発出時に、保育課に行き、是非、安城市としては、例え、県の方針と違っても保育園は原則、休園にしてほしい旨を申し入れました。


しかし、残念ながら、市長をはじめ安城市の方針は県に準じた方針になりました。


私は原則、愛知県の緊急事態宣言と国の緊急事態宣言で二段構えする必要はなく、愛知県の緊急事態宣言で最大級の対応を講じるべきだと思っています。


しかし、この保育園の開設の方針について、今の状況を改めることができるならば、国の緊急事態宣言発出時には、この方針を改める必要があると思っています。


今日、保育現場にお伺いし、改めて強く思いました。


尚、今のこの方針であっても、保護者の皆さまにおかれましては、可能な方は、是非、極力ご家庭等で保育して頂けたらありがたく思います。


みんなでちょっとずつ我慢したり、協力したりして様々な困難や不都合を乗り越えて子どもと保育園を守っていきたいと思います。